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昨日、東亜大学で柳家東三楼氏の落語を聞いた。意外に多くの人が集まった。100名近い人々が集まり、盛況であった。同席した金田教授から韓国には落語はないかと聞かれ「ない」と答えた。記録では「伝奇叟」の語り手が存在し、私が戦後パゴダ公園で聞いたストーリーテーラーのような似た存在も、今では完全になくなったことを残念と思っている。1990年私は中国東北地域で広く伝わっており舞台も確認し、朝鮮日報に寄稿したことがある。このような伝統口承芸術が日本には現代化されながら存続していることに羨ましく思っている。落語を直接聞いたのは留学時代新宿の末広亭で初めて聞いた時以来である。当時は口承文芸の現場を観察することしか意味がなかった。昨日聞いた古典落語「秋刀魚」については半分以下の理解であった。笑える人とそうではない人が分かれた。私はまだ日本化されていないと感じた。
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