崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

スポーツも喧嘩も味方

2019年08月19日 06時05分31秒 | エッセイ

 高校野球の観戦が面白いと言ったら驚く人がいた。私にはスポーツは縁がないという印象が強いようである。正にその通りで、高校時代以来スポーツに触れたことがない。野球といっても映画鑑賞のようなものである。なぜこのような無味乾燥な人間になったのか。私のように偏った人間は多いはずである。多様性を欠き、一つにだけに集中するスポーツ人、音楽家なども多い。子供の時からの将棋人生の人もいる。徒弟教育は今も根強く存在する。
 私は観戦に自分の客観性を維持しようとする。昨日は大阪と東京の試合、私とは何の縁のない二つのチームの観戦、ただゲームの面白さで見ている内に片方を応援するような気持になっている。その方が面白い。つまりどちらかを味方をした方が面白い。日韓関係もそうであろう。スポーツも喧嘩も味方、敵をもった方が面白い。危険な話になってしまった。しかしそれが終ったらより親しくなるという貴重な教訓がある。