崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

「대한민국이 이깁니다」(大韓民国が勝ちます)

2019年08月07日 05時41分56秒 | 日記

 「대한민국이 이깁니다」(大韓民国が勝ちます)という大型立て看板が気になること以外韓国で異様な雰囲気は感じなかった。市庁(旧京城府舎)と広場が見下ろせるホテルでもソウルは平穏であった。旧友の有名な評論家と朝食、弟子の大学教授と昼食、ただメディアと政府の反日態勢であろうと。
 
仁川空港のターミナル2は新しい。親切に手続きを助けてくれて気持ちよく進んだが自動チェックに入って両手を上に上げてやはり捕虜扱いのようにされた。厳しくチェックされ、信用カードなどを見えないところに持っていてから返すなど不思議なチェックに気分が悪かった。
 楽器演奏が行われているのでただ聞いていた。その時、英語で対話と日本文のアンケートに応じた。新ターミナルや音楽演奏に関して評価に関するものであった。私は大満足、肯定的であり最高点にマークした。不快なチェックとは全く関係せず肯定的に反応した。内心、私の客観性がテストされたように感じた。
 朝食の時の対話、李氏の言葉を思い出す。民俗学の後輩たちの中から私の客観性、中立的な研究態度に親日的だという言う人がいる。中には私に恩恵を受けた人もいるという。それは彼らが反ソウル大学派的であり、郷土史家的な民俗学になっている現状であろうと指摘した。やはり有名な評論家的なコメントであった。福岡空港到着は台風の影響で遅れ、夜遅く帰宅した。