わが愛犬ミミは丸1歳過ぎで早くも反抗期になっているようである。私が仰向けにして酷く叱ってから私にはなかなか近づかない。抱いてあげたり餌を上げたり和解しようとした。やっと仲直りができたようだが一定の距離を置くようである。全面的に受け入れる家内に対しては完全に信頼しているが従うことはない。ミミは私の反応にはいささか注意する。犬の反抗と私の怒りは対決であり、喧嘩でもあり、互いに自分の自我の確立のために必要なことであろう。犬は従順的な動物とはいえるが、反抗期があってこそ魅力がある。優しさと強健さを持つべきである。従順な国民だけでは民主主義は出来ない。場合においては抵抗もする国民になるべきであろう。