崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

愛犬と和解

2007年11月22日 07時07分04秒 | エッセイ
 わが愛犬ミミは丸1歳過ぎで早くも反抗期になっているようである。私が仰向けにして酷く叱ってから私にはなかなか近づかない。抱いてあげたり餌を上げたり和解しようとした。やっと仲直りができたようだが一定の距離を置くようである。全面的に受け入れる家内に対しては完全に信頼しているが従うことはない。ミミは私の反応にはいささか注意する。犬の反抗と私の怒りは対決であり、喧嘩でもあり、互いに自分の自我の確立のために必要なことであろう。犬は従順的な動物とはいえるが、反抗期があってこそ魅力がある。優しさと強健さを持つべきである。従順な国民だけでは民主主義は出来ない。場合においては抵抗もする国民になるべきであろう。

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1 コメント

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民主主義と抵抗 (鍬野保雄)
2007-11-22 11:25:35
優しさだけでは民主主義はできない。場合においては抵抗もする国民でなければ。そのとおりですね。
抵抗することが悪であるかのような風潮は、弱い人、貧しい人の苦しみを無視するものです。
同じ人間として不遇にある人を思いやる心が加害の強い立場に対して抵抗へと向かわせます。抵抗を一概に悪と決めつけるのは間違いですね。民主主義にとって抵抗は優しさとともに必要条件と思います。
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