崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

冗談が通じない

2007年11月09日 06時20分39秒 | エッセイ
 私が政治不信になるという話をして、「次の市長選に立候補しようか」と冗談に言ったら真面目に頷いた人がいて、「冗談が通じない」のでこちらがあわてた。以前に私が牛乳の 入ったコップを指しながら塩を入れてすぐチーズを作りますと冗談をいったら聞き手が「そうでございますか」と返答して気が抜けたことがある。留学時代、東大に在学した金泰俊氏とは冗談のよく通じる仲間であり、二人の冗談話でよく笑わせていたが、彼は帰国し、私は日本で何度も冗談を言い、失敗していつの間にか私は冗談を言わないようになった。韓国に比べて日本は冗談が通じない社会であることを改めて認識した。