崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

花の鉢を室内へ

2007年11月10日 07時38分59秒 | エッセイ
 花の鉢を室内へ入れる季節になった。部屋が温室のようになった。中には一昨年30センチくらいの熱帯性の病弱の苗木を500円で買って育てた熱帯植物もある。名前は忘れたが、うまく成長して私の身長を越えて天井にぶつかるほどになった。花屋でこのくらい大きい同じ種類の木の値段を見た家内が驚く。一万円も越える値打ちに喜ぶことをみて、私はすぐにも花栽培の商売ができそうな自信が湧いてきた。「なんでも鑑定」の番組でもモノに関心を傾けるより値段に感動する人が多い。しかしその場面をみて経済的な価値の値段だけではなく、値段を知ってから物を改めて鑑賞するような美術鑑賞への誘いの契機にもなると思った。