崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

文化の日

2007年11月04日 08時11分19秒 | エッセイ
 11月3日は「文化の日」である。めぐみ幼稚園のバーザをみて、下関市立考古博物館を観覧した。その博物館には前方後円墳と弥生文化の展示がされており、素晴らしかった。見下ろせるような展示方法、映像の解説、子供の学習など細かく配慮したことがすぐわかる。前方後円墳と弥生文化のいずれも朝鮮半島との関係が深い。以前私は韓国全羅南道の前方後円墳を見たことがあり、また広島西条の自宅の近くにも前方後円墳がある。私は家内と彼女の友人と3人で1時間楽しく観覧したが他には観客が一人もいなかった。博物館は文化の象徴的な施設であることは間違いない。文化の日に博物館に観覧者がほぼいないということは、まず市民意識に問題がある。また博物館にも問題がある。イベントや特別展示などを市民と親しめるように努力しければいけないし宣伝もすべきである。こんな状況ではほんとうにもったいないし、この場が生かされていないことが残念でたまらなかった