goo

スイスの詩人たち:Romie Lie(4)

■旧暦12月11日、金曜日、

(写真)Basler Muenster


「深蒸茶」が、ファミリーブームである。家人が、テレビを観て、早速買ってきた。飲んでみると、色が濃いのに、苦くなく、ほんのり甘い。お茶の個人史を振り返ってみると、高校生までは、煎茶党であって、珈琲など飲んだことがなかった。飲んでも、ネスカフェのインスタントである。日曜日の朝食は、パンと珈琲のときもあり、そのときのインスタント珈琲の美味さは記憶に残っている。珈琲党になったのは、大学からで、これには、喫茶店文化との関わりが深い。今でも、喫茶店は、よく行くが、当時の喫茶店は、クラシックやジャズ専門の喫茶店が、まだ、かなり残っており、ライブも行われていた。ここで初めて聴いた曲も多かった。当時80年代初頭は、まだ、紅茶を専門に出す喫茶店は、めづらしかった。紅茶は、スイーツとの相性がいいので、女の子にとくに好まれていた。男はやはり珈琲だったのである。しかもブラック。珈琲と煙草の相性も良かった。豆から買ってミルで挽いてサイフォンで淹れる、という形が、学生にも浸透し始めたのが、80年代半ばくらいだったように思う。コンビニで豆が売られ、ミルやサイフォンも安く入手できるようになったことが大きい。珈琲党は、なんと、30年間も続く。20代、30代、40代である。ブルマンは、特別なときにしか飲まなかったが、それほど、美味いとは思わなかった。最終的に、キリマンジェロに落ち着いて、卒業。1年前から、紅茶党に転換。アッサム+レモン、(アイス)アールグレイをよく飲んでいた。フレイバーティーも、ショップあるいはメーカーを選べば、かなりレベルが高いものもあることを発見。最近では、LUPICIAが美味いと思った。そして、ここ二日、「深蒸茶」の登場。ほんのり甘く、健康にもいいと聞く。単に、個人的なお茶の好みの変化と言っても、それが、喫茶店文化や健康志向など、時代背景や社会との関わりを無視しては、ありえないことがわかる。

※そう言えば、サイフォンで珈琲飲んでいた友だちはいなかった。ドリップ方式が普及したことが、珈琲党増加につながったのだろう。安いし、後片付けも手軽。




HANAMI



1


bei sonnenaufgang
den pfad entlang vom
laublicht empfangen
fingerspitzen aneinander
sich neigen und
neigen am fusse
des heiligen berges yoshino


rote fische am westlichen himmel (2006)






花見



1


日の出の

木漏れ日に迎えられ
両手の指先を重ねて
何度も伸ばす
聖なる吉野山のふもとで


「西の空の赤い魚」(2006年)より


■遠くスイスまで、花見が世界化しているのを見るのは楽しい。









コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )

1月13日(木)のつぶやき

00:17 from web (Re: @kayo_fushiya
@kayo_fushiya Vielen Dank. Die deutschen Gedichte beginne ich endlich zu machen.
00:22 from web
Vielen Dank @tiniaden fuer RT.
by delfini_ttm on Twitter
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )