goo

スイスの詩人たち:Romie Lie(3)


■旧暦12月7日、月曜日、、成人の日、猛烈に寒い

(写真)バーゼル駅

昨日は、梓会新聞社学芸文化賞受賞の藤巻さんの内輪の祝賀会へ行く。出版社の経営は、困難を極めるのに、すでに創業30年を超えた。ウェブでは有名な梵さんとも初めて会った。気さくでシャイな、いいおじさんだった。マイク・モラスキー教授(通称マイクさん)にも、久しぶりに会って、植民地問題について、有意義な話をした気がするのだが、すべて、忘れてしまったw。落語と絵画に詳しい上野さんには、ジャクソン・ポロック関連の宿題を渡した。だいぶ、予定を遅れているのだが、ポロックの原稿を読み返してみて、非常に面白いので、やはり、時間を取って、なんとか仕事として、貫徹したいと思うようになっている。



スイス、ベルン在住の詩人、Romie Lieさんと、メールのやり取りが続いて、以前に書いた俳句を思わせる短詩をいくつか送ってきてくれたので、紹介していきたい。


RUF




als die liebe kam
rief ich das meer


als das meer kam
rief ich die liebe





『rote fische am westlichen himmel』(2006)より



呼び声





愛がきた
そのときわたしは海を呼んだ

海がきた
そのときわたしは愛を呼んだ




『西の空の赤い魚』(2006)


■短いドイツ語で、簡潔に表現されている。海と愛の取合せは、ありそうでないのではないだろうか。愛が命に宿り命を去る。それは海のありように似ている。






コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )