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RICHARD WRIGHTの俳句(9)

■今日は、4時に目が覚めてしまった。6時ごろから、江戸川周辺散歩。先日、トレーナーに教わった呼吸法を土手で試してみる。かなり気分が良くなる。また、郭公の声を聞いた。午前中、30分ほど眠る。目覚めるときに、耳鳴りはひどくなる。こういう現象は、過去何回もあった。



(Original Haiku)
Steep with deep sweetness,
O You White Magnolias,
This still torpid night!


(Japanese version)
陶然と夢のように咲け
白れん
かくも静まり返った夜に
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飴山實を読む(10)

■旧暦5月5日、火曜日、

昨日は、午後から、MRI検査をしてきた。よくテレビなどで検査状況は知ってはいたが、こんなに激しい音のする検査だとは知らなかった。なんせ、検査技師のお姉ちゃんが、耳栓を用意してくれていたのだ! その音は、無機的な金属音ではなく、葦切みたいな鳥だったり、カバみたいな動物の鳴き声だったり、とにかくユーモラスな音で、笑いそうになって困った。この検査に、動きは禁物なのだ。

しかし、なんですな。御茶ノ水に病院があるのは罪ですな。どうしても本を買ってしまう。前回は、1959年に出た岩波の古本、日本古典文学大系の「古代歌謡集」、「中世近世歌謡集」、「上田秋成」を1冊500円で、今回は、東京堂書店で、有精堂から1987年に出た新刊本の日本文学研究資料「秋成」と「柳田國男と折口信夫」を定価の半額以下で購入。



越前の榛の芽ぶくは泣くごとし   『次の花』

■一読惹かれた。「越前の榛」という措辞には、遠い戦いの記憶がどこかに堆積している。権力者たちへの一向宗民衆のプロテスト。この記憶が「泣くごとし」という措辞で一気に顕在化するのだと思う。「沖縄」という言葉ほど、インパクトはないが、哀しみがじわりと効いてくるように感じた。
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