マニ30を作る【その1】

2020年04月25日 03時55分42秒 | 鉄道模型/製作中-マニ30
※4月以前から製作を始めていたものを記事化しています。


少し前に中古で手に入れた、タヴァサのマニ30コンバージョンキットです。
「コンバージョンキット」という響きも最近ではあまり聞かなくなりましたが、プラ製完成品の一部を切り取り、真鍮製の側板と取り替えるというもの。プラオンリーの製作は今までに随分とこなしてきたつもりですが、このへんで金属キットに挑戦しても良いかと思い、手っ取り早く取り掛かれる1両ものに手をつけることとしました。
実車については接したことはないのですが、インターネットに触れ始めた中学生の頃にその存在を知り(今から思えばまだ実車が現役でした)、後位側妻面に窓の無いのっぺらぼうな出で立ち、「現金輸送車」というそのミステリアスな存在に惹きつけられたのを覚えています。


説明書には改造の概要が図解されていますが、結構無茶な改造をするようです。
ずっとマニ50が近似だと思っていましたが、そもそも車体長が異なるんですね……。

種車に指定されているのはオハフ50。


キット発売当時はTOMIX製しかありませんでしたが、ここでは後発のKATO製品をチョイス。
屋根の延長を伴うので、屋根が外せるKATO製の方が何かと好都合でしょう(TOMIXリニューアル品も屋根が外せるようです)。

早速車体を切った貼ったしていきたいところですが、まずは妻面を中心に加工を済ませておきます。


マニ30の特徴として、前位側の妻面は灯具類以外の一切が無い「のっぺらぼう」のため、尾灯と幌枠の穴をプラ棒で埋めていきます。
尾灯はそのまま使えると思っていたのですが、位置や形状が異なるようです。


続いて後方監視窓を埋めていきます。
プラ板でも良いのですが、同じ材質が良いと思い天井板の一部を切り取って埋めていきます。ただ埋めるだけなのですが、折妻のラインを維持するのがポイントでしょうか。


棒ヤスリであらかた削った後、サンドペーパー600番→1000番で水研ぎを繰り返してのっぺらぼうにしていきます。

後位側はオハフ50に近い顔なので、


尾灯のみ撤去し、晩年の仕様とすべく幌吊りや渡り板のモールドも削っておきます。

続いて側面です。
上の画像でも見えていますが、側板の取り替えに先立って各所を削るようにとあるので、




側板に干渉する部分の出っ張りを削っておきます。


マニ30はステップが無いのでこれも切り取り。

説明書の指示通り、ユニットサッシ上辺と客用扉を目印に側板を切り取ります。残った部分が金属製側板の糊代となります。


次回はいよいよ側板の貼り付けです。

マニ30を作る【その2】に続く

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