キハ47 10&キハ47 1012完成

2010年12月26日 22時16分57秒 | 鉄道模型/単発ものいろいろ
今まで何度も製作状況を載せてきたこの2両…
一体「いつ完成するねん!」と思われていた方もいらっしゃったと思います。そういえば、M‐1グランプリでも先ほど笑い飯が9年越しの優勝を飾りましたね。
というわけで、まずは実車の紹介です!


10/07/14 浜坂
キハ47 10です。豊岡最後の未更新車として孤軍奮闘(?)していましたが、エンジン出火事故を機に後藤に入場。修繕と更新工事を受け、他車と同じような姿となって出場しました。
この界隈に行くとよく遭遇するということもあり、更新前・後共に乗車経験があります。豊岡鉄道部での急行但馬撮影会イベントの際、ターンテーブルで回っていたのもこの10番。ちょっと縁を感じて製作に至りました。
実は以前にも10番を製作していたのですが、当時は塗装技術が未熟で出来が悪かったために廃車。リベンジ製作とも言えるでしょう。


10/10/14 城崎温泉
続いてキハ47 1012。こちらはかなり早く1999年には既に更新工事を受けていました。
現在のJR西日本のキハ40系列を模型化する場合、更新車の製作は避けて通れません。独特の窓枠をパーツを使わずにどう表現するか長らく試行錯誤していたのですが、とりあえずはパテで表現することに落ち着きました。なので少々試験的要素を含んだ車両です。

↓そしてようやく模型の紹介です。こうなりました。↓


模型では2005年頃をイメージして、10番を未更新車、1012番を更新車として製作。
実車は幾度と無く方転が繰り返されていますが、下り方に幌付きの10番は譲れませんでした。
豊かな緑や青い海に映えてこその豊岡色ですが、製作途上のレイアウトが殺風景なのが残念…(^^;
しかし、やはりこの赤と緑は調色で出すべきでしょうね。赤が暗く緑が明るく、もろクリスマスカラーになってしまいました。


10番の車端部分。
0番台に共通するトイレ部分は、一旦客窓を埋めてトイレ窓を開け直すおなじみの方法で製作しました。屋根の加工は以前紹介した通りです。
トイレタンクもジャンクパーツとプラ板でそれらしく製作。トイレ窓もジャンクから、水タンクは先代の10番からです。


1012番の窓枠部分です。
元の窓枠を囲むようにマスキングして、パテを盛って出っ張りを強調、ボディの塗装後に銀塗装で表現しました。パーツは買わずに済みますが、時間がかかる上に出来が不揃いになるのが難点です。
窓ガラスはサッシの銀印刷を削って中桟だけ黒塗装することで表現しています。屋根は全てのベンチレータを削って平滑に、クーラーはAU26で代用。


前面ロゴマークは塗装の際に生じたマスキングテープを再利用。
黄緑(今回の豊岡色)と青(前回のキハ48小浜色から!)を貼り重ねることで簡単に再現してあります。


スカートも作り分け。
10番の方はキハ58と同じスカートなので、両端を削り込んでそれらしく。
1012番は一般的なキハ40系列の形になるように、いずれも元のスカートにプラ板を切り貼りして加工しています。


広島色のキハ40 2046と。かつての豊岡鉄道部の風景です。
車両も増えてなかなか楽しくなってきました。

以上、今年最後の落成車の紹介でした。
次は何を作りましょう?でも、その前にレポート執筆ですね!