西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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秋の文学賞 ドゥマゴ文学賞に金原ひとみ

2012年09月04日 | 女性文学・女性
*ドゥマゴ文学賞に金原ひとみさん
 第22回Bunkamuraドゥマゴ文学賞(東急文化村主催)は3日、平成16年に芥川賞を受賞した作家、金原ひとみさん(29)の「マザーズ」(新潮社)に決まった。賞金100万円。授賞式は11月21日、東京都渋谷区のBunkamuraで。今年の選考委員は作家、高樹のぶ子さんが務めた。

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『マザーズ』
ー母であることの幸福と、凄まじい孤独。
傷つき、傷つけながら、懸命に子どもを抱きしめる、三人の若い母親たち――。自身も二児の母である金原ひとみさんが、その経験のすべてを注いで書き上げた長篇小説『マザーズ』
ー同じ保育園に子どもを預ける三人の若い母親たち―。家を出た夫と週末婚をつづけ、クスリに手を出しながらあやういバランスを保っている“作家のユカ”。密室育児に疲れ果て、乳児を虐待するようになる“主婦の涼子”。夫に心を残しながら、恋人の子を妊娠する“モデルの五月”。現代の母親が抱える孤独と焦燥、母であることの幸福を、作家がそのすべてを注いで描きだす、最高傑作長篇。(「BOOK」データベースより)

金原ひとみ(カネハラ ヒトミ)は、20才のときに書いた『蛇にピアス』で芥川賞を受賞しています。
金原ひとみ・インタビュー:
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/304532.html

単行本: 457ページ
出版社: 新潮社 (2011/07)
ISBN-10: 4103045329
ISBN-13: 978-4103045328

WIKIより
経歴 [編集]
東京都出身。父は児童文学研究家・翻訳家・法政大学社会学部教授の金原瑞人。
文化学院高等課程中退。小学校4年生のとき不登校になり、中学、高校にはほとんど通っていない。
小説を書き始めたのは12歳の時。中学3年生の時、父が法政大学で開いていたゼミに、「めいっ子の高校生」として参加。20歳の時、周囲に勧めを受けてすばる文学賞に応募した。
2003年、「蛇にピアス」で第27回すばる文学賞を受賞。
2004年、同作で第130回芥川賞を綿矢りさと共に受賞。翌年に結婚。
2007年、アニメ映画「カフカ 田舎医者」で映画初出演。第1子(長女)を出産[1][2]。
2010年、短編「夏旅」で川端康成文学賞最終候補。小説「トリップ・トラップ」で第27回織田作之助賞を受賞[3]。
2011年、東京から岡山に移住して次女を出産した。[4]
2012年4月11日、NHKのトーク番組「スタジオパークからこんにちは」にゲスト出演。生放送への出演は自身初。

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*開高健ノンフィクション賞に佐々涼子さん
 第10回開高健ノンフィクション賞(集英社主催)は、佐々涼子さん(44)の「エンジェル フライト-国際霊柩(れいきゅう)送還士-」に決まった。佐々さんは横浜市在住のフリーライター。贈呈式は11月16日、東京・内幸町の帝国ホテルで。賞金は300万円。


*第49回文芸賞(河出書房新社主催)は、長崎県五島市在住、谷川直子さん(52)の「おしかくさま」に決まった。
 谷川さんは作家、高橋源一郎さん(61)の元妻。著書に『競馬の国のアリス』『お洋服はうれしい』などのエッセーがある。賞金50万円。授賞式は10月下旬、東京・神田駿河台の山の上ホテルで。

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*書籍のタイトルを『  』で括るのは出版界や文字を扱う世界では常識なはずなのだが、最近の新聞記者はなぜ「  」にするのか、理由が不明。不思議だ。

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