期日が迫っており恐縮ですが、日仏女性研究学会では下記の通り、講演会を開催いたします。ご関心がおありの方にお知らせいただけますと幸いです。
日時 2022年10月15日(土) 16h―17h 50
使用言語 日本語
16:00 開会
16:10 発表 岩本美砂子(元三重大学教授)
「日本でなぜ女性首相が出現しないか」
16:30 コメンテーター 原千砂子
16:40 発表 サンドラ・シャール(ストラスブール大学 Professor)
“Modan – La ville, le corps et le genre dans le Japon de l’entre-deux-guerres”
(『モダンー 両大戦間期の日本における都市、身体、ジェンダー』について)
17:00 コメンテーター アンヌ=クレール・カシウス
17:10 休憩(10分)
17:20 質疑応答
17:50 閉会
申し込み先:
https://forms.gle/fViqWJ4TvdoJtNJd9
岩本美砂子氏は、『百合子とたか子 女性政治リーダーの運命』(岩波書店、2021年)の著者でもおられます。
ご著書の紹介より:
憲政史上初の女性党首・首班指名を受けた土井たか子,史上唯一の自民党総裁候補小池百合子.しかしいまだ首相はおろか女性衆議院議員は一割未満だ.男性中心の政治を変えようとしたマドンナ旋風そして「政界女風見鶏」,最も首相に近かった二人の対照的な軌跡から,コロナが炙り出した日本政治の弱点に切り込む.
レジュメ:
「『モダン–––両大戦間期の日本における都市・身体・ジェンダー』について」
サンドラ・シャール(ストラスブール大学 Professor)
1920年代後半から1930年代初頭にかけて、「モダン」(日本モダニズム)は大都市の文化や生活習慣を一変させた。英語のmodernに由来するモダンとは、「現代的であること」「今風であること」を指す言葉でありながら、関東大震災後のポスト・トラディショナルな世界における「新しさの極致」「時代の最先端」を意味する慣用表現にもなった。
モダンは、芸術、建築、文学、哲学の分野で発展していったが、マスコミの力によりアメリカ文化の影響を強く受けて流行した独特の思想と風俗として、都市の新中間層の日常生活にも浸透していった。
本発表では、私の編集したModan – La ville, le corps et le genre dans le Japon de l’entre-deux-guerres(モダン–––両大戦間期の日本における都市・身体・ジェンダー、Picquier、2021年)という本を紹介する。
モダンが最も華やかに姿を現した風俗面の分析を中心とする本書は、第一部「モダンな人」と第二部「身体、教育、軍事主義」という二部構成になっており、全 10章を日本学の研究者16 名が執筆している。
モダンが最も華やかに姿を現した風俗面の分析を中心とする本書は、第一部「モダンな人」と第二部「身体、教育、軍事主義」という二部構成になっており、全 10章を日本学の研究者16 名が執筆している。
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