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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
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えぐい

2016-12-09 00:32:51 | 千葉ロッテ

これは剥奪と言ってよいでしょう、大嶺祐が11から30、伊志嶺が5から38に背番号が変更になりました。
他のチームではままありますし、アメとムチで背番号を使うのは珍しくもありませんが、千葉に移転をしてからのロッテではほとんど無かったことですので意外ではあります。
中後のそれは大物選手への明け渡しで、また代わりが13ですのでこの例にははまりませんし、意味合いは違いますが中村、田村、高濱と異動が激しい今オフです。
それにしても今季は不振ながらも昨年の大嶺祐は8勝、伊志嶺は打席数が少ないものの.291ですからこの仕打ちに本人たちはどう思うのか、ともに沖縄出身のドラフト1巡目はただの偶然かもしれませんが、大嶺祐などはルーキーへの明け渡しですから忸怩たるものがあるでしょう。
佐々木は代表チームでは11を背負っていましたが今年の背番号は1、そもそもロッテの事情などには疎いであろうことからして先輩から奪う形になったことを意識できていたのか、知っていたら17を選んだのに、なんてことにならなければいいのですが、もしそうなったら担当者は切腹ものです。
見返してやる、その言葉どおりに発奮をしてくれれば思う壺ながらも、不安が先走る大嶺祐、伊志嶺の来季です。


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やっと組閣発表

2016-12-08 00:31:40 | 千葉ロッテ

やっと組閣が発表となりました。
ここにきて二軍バッテリーコーチに鶴岡、一軍戦略コーチに石貫と新しい名前が加わりましたので、頭数が減らなかったことにホッと一息です。
5年目の伊東丸が新世界に繰り出すのか、あるいは最後の航海となるのか、伊東監督の舵取りとクルーのサポート次第です。
日本一に、おれはなる!

ロッテが来季スタッフを発表 石貫氏が新設の戦略コーチに就任 (12/7 サンケイスポーツ)

ロッテは7日、伊東勤監督の就任5年目となる来季のコーチ陣を発表し、打撃投手兼チーフスコアラーを務めた石貫宏臣氏が新設された戦略コーチに就任した。
今季限りで引退した前阪神の鶴岡一成氏が2軍バッテリーコーチに就任する。
スタッフは次の通り。

【1軍】監督 伊東勤(54)=所沢高 背番号83
▽投手 落合英二(47)=日大 88
▽同 小林雅英(42)=日体大 79
▽バッテリー 田口昌徳(46)=駒大 86
▽野手総合兼打撃 山下徳人(51)=東洋大 71
▽打撃 堀幸一(47)=長崎・海星高 75
▽内野守備走塁 松山秀明(49)=青学大 72
▽外野守備走塁 清水雅治(52)=浜田高 87
▽戦略 石貫宏臣(47)=西日本短大付高 85
▽トレーニング 楠貴彦(39)=アラバマ大 95
【2軍】監督 福沢洋一(49)=九産大 73
▽投手 川越英隆(43)=青学大 89
▽同 小野晋吾(41)=御殿場西高 82
▽バッテリー 鶴岡一成(39)=神港学園高 77
▽打撃 大村巌(47)=東海大四高 76
▽内野守備走塁 佐藤兼伊知(57)=北海高 81
▽外野守備走塁 大塚明(41)=別府羽室台高 80
▽トレーニング 根本淳平(43)=テネシー大 98

鶴岡の現役引退即コーチ、は外様では珍しいような気もしますが、コーチ一年目は誰もが通る道ですし、福澤二軍監督と面識があるのが大きな理由ではないかと思います。
いずれにせよ福澤二軍監督の兼任という最悪の事態は避けられましたし、パシフィックが初めてながらも複数球団を渡り歩いた経験で今の空気をかき混ぜてもらいましょう。
驚きは戦略コーチの石貫で、ただヘッドコーチのような役回りで戦略を進言というイメージではなく、チーフスコアラーとしての情報をベンチ内でリアルに伝達をするということではないかと想像をしますが、いずれにせよ球団、チームとしてデータに意識を置くことの表れだと思いたいです。
注目の打撃コーチは既報のとおり山下二軍監督の異動、典型的なOBコーチではありながらも一昨年でしたか、二軍が猛打だったときの打撃コーチでしたからまずは「立花コーチよりはマシ」な視線からどこまで上積みができるのか、また堀コーチが存在感を出してくるのか、その動向から目が離せません。
そんなこんなでそろそろデスパイネの去就が明らかになるころですし、今年もあと三週間ちょっとを残すのみ、来季への道筋をつけた上で仕事納めといきたいところです。


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2016年通信簿 34 木村優太

2016-12-07 00:04:45 | 千葉ロッテ

 

34 木村優太 投手 31歳 年俸930万円

【2016年成績】 6試合 0勝1敗0S 防御率4.22 10回2/3 17被安打 2被本塁打 3与四球 0与死球 8奪三振 被打率.378

無償の愛を捧げるべき存在である木村も、プロでは結果を出せないままにロッテを去ることになりました。
トライアウトに参加はしましたが声はかからなかったようですから、おそらくはこのままユニフォームを脱ぐことになるのでしょう。
入団の経緯からしてあるいはスタッフとして球団には残れるかもしれませんが、期待外れだったことに変わりはありません。
貴重な左腕だけにチャンスはあったはずが、ベンチからはそれほどに目をかけてはもらえなかったのが現実、プロの厳しさです。

大型左腕ながらも球威で勝負をするタイプではなく、それでいて武器になる変化球が無かったのが最後まで響きました。
ボールの出し入れ、配球で打者を手玉に取るほどのキレ、コントロールがあればまだよかったのですが、スピード、変化球ともに「普通」ではプロでやっていくにはしんどいです。
中継ぎタイプでないのは明らかながらも先発で、と言うほどのアピールもできず、二軍での数字も平凡なものになってきましたので見切りどき、だったのでしょう。
ただ時折に先発で起用をされてそこそこだったときもあったわけで、そこでもう少し我慢できなかったのかとの思いはあります。
金銭問題によるブランクも痛く、あのときに横やりなしにロッテに入団をしていればどうなったか、詮無き夢想です。

2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 930万円 → 850万円 (▼9%) ※10/1に戦力外通告


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殺人者志願

2016-12-07 00:00:33 | 読書録

殺人者志願

講談社

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岡嶋二人の殺し屋です。
辛抱が足りずに仕事が長続きをせず、でもお金が無くても買い物に糸目はつけない、そんな夫婦は当然に借金を抱えて首が回らなくなり、血の繋がらない遠縁の親戚を頼ります。
その親戚から交換条件として出された殺人依頼、ドキドキハラハラ、そこのけそこのけ素人な殺し屋が通る!

根は善人な夫婦の四苦八苦、見ているこちらが手に汗握ります。
その殺人計画はあまりに杜撰、警察を舐めすぎ、なんてのは野暮な指摘で、当事者の気持ちになって読むのが正しいのでしょう。
仕掛けは最後になるまで分かりませんでしたし、オチも然り、やや都合がよすぎた感もありましたが、これが作風ですのでこんなものではあります。
この夫婦のその後が気になりますが、それはまた別のお話です。


2016年12月6日 読破 ★★★☆☆(3点)


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2016年通信簿 33 南昌輝

2016-12-06 00:44:16 | 千葉ロッテ

 

33 南昌輝 投手 27歳 年俸1350万円

【2016年成績】 57試合 5勝4敗0S 防御率2.74 62回1/3 48被安打 4被本塁打 19与四球 1与死球 58奪三振 被打率.211

なぜ上野が戦力外で南が生き残るのか、そんな不満、疑問にきっちりと答えを出した南です。
これまで査定で戦力外通告をした選手は数多いましたが、ここまでの「しっぺ返し」は初めてで、もうひれ伏すしかありません。
キャリアハイの一年は文句なし、次なる課題はこれを続けられるかどうかは香月良の例を出すまでもなく瞬間の輝きで消えていった投手はこれまた数多いますので、おそらくはオフにはいろいろな誘いがあるでしょうが自分を律することができるのか、注目の2017年となります。

ストレートの復活、これに尽きる今季の南でした。
その南を見切ったのが130キロ台半ばがせいぜいのストレートでしたから、昨季が終わってから春季キャンプまでの半年弱で何が変わったのか、激しく気になります。
肩を痛めたのは大学4年生のときですから今さらそれが癒えたのが理由とは思えず、担ぎ投げが緩和されてスムーズなフォームになったのがきっかけだったのかもしれません。
春季キャンプでのシート打撃で146キロが出た、なんて話はとても信じられず、ラミゴとの国際交流試合でもダメダメで、開幕一軍でも自分の勘定には入っていませんでした。
それがあれよあれよと言う間に中継ぎ陣の「顔」と言っていいまでに成長は嬉しい誤算、140キロ台後半のストレートをびしばし、これを想像できた人は皆無に近かったと思います。
現金なものでそのストレートに自信が付いたからか、昨年に倍する投球回でも与四死球は変わらずに無駄な走者を出さなくなったのが大きく、それでもまだまだコントロールがいいというレベルではありませんが、スリーボールになっても簡単には歩かせない安定感が出てきました。
これでもう少しカーブ、アマチュアのときには大きな武器になっていたので、上手く使えるとさらにピッチングの幅が広がると思うのですが、一時に多くを望むのは止めておきます。
西野が先発転向、おそらくは益田が守護神で中継ぎ陣の軸を期待される南に二年目のジンクス、なんて言っていられる余裕はありません。
守りに入ってしまえば元の木阿弥ですので、攻めて攻めて攻めまくって、来季も背番号を超える輝きを期待します。

2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿
2014年通信簿
2015年通信簿


【オリオン村査定】 1350万円 → 3000万円 (△122%)


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コメント (24)

コーチングスタッフはどうなった

2016-12-05 00:20:23 | 千葉ロッテ

見落としていたらごめんなさい、ざっとネットで情報を拾ってみましたが、ロッテの組閣が発表となった記事を見つけることができませんでした。
個別には立花コーチ、吉鶴コーチの退任、小谷コーチの隠居、田口コーチの就任に根本コーチの昇格、それらに伴っての山下二軍監督、福澤コーチの異動が明らかにはなっていますが、コーチングスタッフのいわゆる記者発表、昨年は10月下旬ぐらいだったと思うのですが、それがまだされていないはずです。
やらないのであればやらないで別に構いませんが、立花コーチに代わって一軍打撃コーチに転出をした山下二軍監督の後任が福澤バッテリーコーチなわけで、このままであればバッテリーコーチを兼任のままの二軍監督就任となるのか、全体の頭数としても純減ですし、どうなるかが激しく気になります。
かけ声だけで終わりそうな大型補強と同じくスタッフに金をかけない体質は相変わらずなのか、このままでは伊東ロッテの五年目は厳しい船出となるでしょう。
気になると言えば西武キラー田口、一昨年は楽天で大久保監督の、昨年は西武で田辺監督の最期を看取ったわけで、もし来年に伊東監督でもそうなれば話題になりそうです。
三年間で三度ともなればあまりに不吉で次の就職先は見つからないでしょうから、そうならないよう田口コーチには全身全霊をもって伊東監督の話し相手をお願いします。


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コメント (11)

2016年通信簿 31 田中英祐

2016-12-05 00:12:44 | 千葉ロッテ

 

31 田中英祐 投手 24歳 年俸1340万円

【2016年成績】 E 1試合 0勝0敗0S 防御率0.00 1回 0被安打 0被本塁打 2与四球 0与死球 0奪三振

すぐに活躍ができるほど甘い話ではないだろうとは思っていましたが、ここまでダメダメも想定外です。
ルーキーイヤーの春先に心躍ったことの反動か、失望がさらに深まっています。
一軍はおろか二軍でも実戦登板ができないほどにフォームを崩してコントロールがばらばら、話題先行で周りがじっくりと育てるのを放棄してしまったことも理由の一つでしょうが、プロの壁にぶつかった田中英が自ら迷い道に足を踏み入れてしまったことは否めません。
こんなことでは宮台(東大)を調査なんてのは笑い話でしかありませんし、待ったなしの三年目、ダメならフロント入りの打診が待っているでしょう。

松永との自主トレ、涌井への質問攻め、太るための大食といろいろと「挑戦」をした田中英でしたが、しかし簡単に結果は出ません。
春季キャンプは二軍スタートでそのまま開幕二軍、4月半ばまでブルペンにすら入れなかったのはイップスなのか、細かいコントロールではなく球威とキレで勝負をしたいと意欲を見せるも最低限のレベルにすら至らない制球力はフューチャーズを相手の今季初実戦で1回4安打3四死球に一発を食らっての7失点と散々でした。
9月にようやく公式戦初登板も1回を2四球、フェニックスリーグでは一死も取れずに3四球でKO、完全に自分を見失った感があります。
来季に向けての秋季キャンプも発熱による離脱で躓き、明るい話題は皆無と言ってよいでしょう。
逆に言えばもう失うものは何も無いわけで、京大くん、で終わるかどうかは本人次第、自分の武器は何だったのか、しっかりとオフに自分探しをしてください、待っています。

2015年通信簿


【オリオン村査定】 1340万円 → 1100万円 (▼18%)


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コメント (17)

欲しかったのは背番号22なのか

2016-12-04 01:26:28 | 千葉ロッテ

中村がミスターロッテを背負うことになりましたので田村が里崎の背番号22を継承するのは既定路線、大方のロッテファンの想像どおりの結果です。
ただ不思議なことに昨年はラジオ番組だかで「.230を打ったら背番号変更を球団に推してもらえますか」と里崎に直訴をしたなんて話もあった中で、今回にそれが実現をしたところで「球団からつけるよう言われ戸惑いましたけど」とのコメントは謙遜なのか、それとも望んでいたのは別の番号だったのか、ちょっと気になります。
ドラフトで指名をされたときの「里崎ファン」が実は嘘だったのは本人のゲロによるもので、あるいは目指す城島の2を狙っていたのかもしれません。
まあファン心理としては田村も大人になったと、里崎が育て上げた名跡を背負う重責に気持ちが引き締まっての言葉だと思いたいです。
一歩も二歩も前に出てはいますが年齢の近い捕手が多く、また球団も補強の手を緩めていませんから、さらに高みを目指す来季であることを願いましょう。


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QED 熊野の残照

2016-12-04 00:57:23 | 読書録

QED 熊野の残照

講談社

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QEDシリーズもそろそろ後半戦、ということもあるのか、ややタッチを変えての熊野三山です。
タタルこと桑原崇に棚旗奈々、途中から熊つ崎こと小松崎良平に奈々の妹の沙織が合流といつもの面々ではありますが、しかし物語は神山禮子の視点で語られていきます。
この神山禮子がある意味での主人公、その冷めた視点でタタルや奈々を観察しているところのギャグ要素は空回り気味ではありますが、こういった展開も悪くはありません。

題材がまたしても神話の世界だったりもしますので、自分にはかなりハードルが高いのもいつものことです。
征服者に虐げられた民、怨霊、鬼、といったテーマは毎度のお約束ではありますが、それに加えて今回は読み方すら分からない漢字がぞろぞろと、さすがに天照大神や素戔嗚尊ぐらいは分かりますが伊弉諾尊、長髄彦、饒速日命ともなるとちんぷんかんぷん、熊野三山の家都美御子大神、夫須美大神、速玉大神なんてのもさっぱり、いずれも土豪の名前らしいのですが氏姓の繋がりが見えないので人間関係がよく分かりません。
それを紐解いてまで、が正直なところだったりもして、今回はタタルらが殺人事件に遭遇をすることもなく、その講釈を名跡紹介とともに延々と聞くことに耐えられるかどうか、自分にはやや苦痛ながらも叙述トリックな香りがぷんぷんと、それを整理をするのに頭を使いましたから、まずまずではありました。
どうやら次の作品への導入でもあるようですので、あまり間を置かずに読むことにします。


2016年12月3日 読破 ★★★☆☆(3点)


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柴田猪本三家

2016-12-03 01:51:03 | 千葉ロッテ

予定調和で柴田、猪本、三家のテスト入団が決まりました。
三人とも支配下なのか、あるいは三家あたりは育成枠かもしれませんが、とりあえずは野手の補強があったのは喜ばしいです。
現時点での評価は球団の公式なものとは裏腹に一軍での戦力ではなく二軍の補充、が実際のところなのでしょうが、それでも選手が本来のポジションで勝負ができる、捕手が三人もフィールドにいるなんて醜態を避けられるだけでもプラスかなと、そう前向きに考えたいです。
そして柴田らにはハングリー精神むき出しのプレーを是非、それが本人にはもちろんのこと、他の選手たちへの相乗効果をもたらしてくれることを願ってやみません。


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組織犯罪対策課

2016-12-03 01:30:25 | 読書録

アウトバーン

幻冬舎

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アウトクラッシュ

幻冬舎

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アウトサイダー

幻冬舎

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組織犯罪対策課シリーズ三部作です。
余韻を持たせた終わり方をしていながらもシリーズを通したテーマが完結をしていますし、最新刊から既に3年が経っていますので、おそらく次回作はないのでしょう。
そんなことが気になるぐらいに面白かった、シンプルな感想です。

かつては品行方正な婦警だった八上瑛子はしかし夫が謎の転落死を遂げてそれが自殺と判断され、そのショックで流産をしたことで人格が変わったかのような「アウトロー」になり、低利で金を貸し付けることで警察内部に人脈を作り、広域暴力団の幹部や中国マフィアのボスと持ちつ持たれつの関係で夫の死の真相を追い求めていく筋立てとなっています。
そのため各巻ともに基本的には単体で成立はしていますが、その背景にあるものを理解してこそでしょうからシリーズとして読むのが作法でしょう。
ちょっとあり得ないぐらいのスーパーウーマンながらも立ちはだかる敵も強大なためにバランスがよく、ハラハラ感がありますので読む者を飽きさせません。
アウトバーンは人物や背景の紹介を兼ねた導入編ですので小手調べ、アウトクラッシュは真相への取っ掛かりで盛り上がりが最高潮、そして完結編となるアウトサイダーで敵の正体が明らかになり解決へ、その最後のオチが呆気なさ過ぎたのが不満と言えば不満ですが、メリハリがあってなかなかの出来栄えです。
一作目がドラマ化をされていて八上瑛子が米倉涼子、瑛子を警察の闇として追い出しにかかる富永署長が渡部篤郎はナイスキャスト、ただ読みながらイメージをしていたのは篠原涼子に辰巳琢郎だったりもして、そうやって映像化をしながら読むことが増えている今日この頃です。


2016年12月2日 読破 ★★★★☆(4点)


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2016年通信簿 30 伊藤義弘

2016-12-02 00:01:17 | 千葉ロッテ

 

30 伊藤義弘 投手 34歳 年俸2400万円

【2016年成績】 E 7試合 1勝0敗0S 防御率4.26 6回1/3 3被安打 0被本塁打 6与四球 2与死球 3奪三振

伊藤も力尽きました。
昨年11月に右肘関節鏡視下手術で全治6ヶ月、順調に回復をして4月下旬にはプルペン入りはしましたが実戦復帰は7月のフューチャーズ戦ですので時間が足りず、浦和では僅かに7試合の登板でコントロールがままらないままに、来季に35歳という年齢からすれば仕方がありません。
一線から遠ざかって6年、そう考えれば球団はよく待ってくれたとは思います。
ただ勝っていても負けていても伊藤、という無茶な起用が投手生命を縮めた一因であることは間違いなく、川崎、荻野忠、そして伊藤、悲しさはひとしおです。

横須賀で姿を見かけはしましたが、マウンドに登ることなく残念でした。
2010年の日本シリーズの胴上げ投手までなった伊藤はしかし欲が足りなかったような、何度かチャンスのあった守護神にも他の投手を推すなどしたのが惜しくもあります。
それでいて50試合登板にこだわったのがベンチの起用に繋がったところもあり、あのバットが足に刺さった事故も疲れからか注意散漫で打球も打者も見ていなかった、そしてかなりビハインドな展開だったはず、その翌年から故障が続きましたのであれが象徴的な出来事として思い起こされます。
トライアウト参加後に巨人から声がかかっての入団テストも不合格、引退を発表して大学に再入学をしての教職を目指すとのこと、第二の人生に幸あれ!

2008年通信簿 2013年通信簿
2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿


【オリオン村査定】 2400万円 → 戦力外通告 ※10/1に戦力外通告


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2016年通信簿 29 西野勇士

2016-12-01 01:56:07 | 千葉ロッテ

 

29 西野勇士 投手 25歳 年俸1億円

【2016年成績】 42試合 3勝6敗21S 防御率3.35 43回 39被安打 4被本塁打 11与四球 1与死球 36奪三振 被打率.241

それだけ守護神は過酷ということなのでしょう。
三年目をどう乗り切るかに注目をしていましたが見事なまでな失速、100セーブを手土産に先発転向の絵を描いていましたが、なかなか上手くはいきません。
育成枠出身ながらも25歳にしてミリオンダラーズ、侍ジャパンの守護神と順風満帆のようにも思えましたが、この挫折がまた西野を一回りも二回りも大きくすると、そう信じたいです。

後出しじゃんけんのようでイヤな感じ、交流戦あたりから肘が痛かったとなれば「ふーん」としか言いようがありません。
それをチーム内にエスカレーションをしなかったのであれば厳しいことを言うようですがそれは責任感のはき違えですし、気がつかなかったベンチも失態です。
4月半ばまでは快投続きが下旬から急ブレーキ、その交流戦に入る前からピッチングがおかしくなり始めていました。
ストレートは甘く、フォークを制御できずにスライダーに頼りすぎの配球を読まれた感もあり、三振を奪えなくなったことからしてキレも落ちていたのでしょう。
5月下旬には打球処理でこけて左肘骨挫傷で全治一週間、すぐに復帰も7月末には右肘筋肉炎症で長期離脱、CS前に復帰はしましたが投げただけ、といった感じです。
実際のところ肘の状態はどうなのか、春先の連続失敗で涙するなど「傷つけた」との理由で来季は先発転向と落合コーチは説明をしていますが納得感はなく、もちろん西野は先発で起用をすべきとはかねがねの主張ですから賛成ではあるのですが、連投に耐えられない、が実のところではないかと思ったりもしています。
何にせよ先発ともなれば140キロ台半ばから後半のストレートをビシバシというわけにはいかないでしょうし、そうなればフォークの精度を取り戻すしかありません。
先発候補として指を折っていいかどうかは春季キャンプでのピッチングを見てから、期待はしていますが現時点では計算外です。

2009年通信簿 2014年通信簿
2010年通信簿 2015年通信簿
2011年通信簿
2012年通信簿
2013年通信簿


【オリオン村査定】 1億円 → 1億円 (±0%)


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