131 西野勇士 投手 20歳 年俸250万円
【2011年成績】 E 20試合 1勝3敗0S 防御率2.80 35回1/3 43被安打 4被本塁打 13与四球 2与死球 31奪三振
昨年に倍する登板機会を得た西野ではありますが投球回は昨季とほぼ同じで、全体的な成績も似たようなもので今季を終えました。
春先にビシバシと三振を奪ったことで支配下選手登録への夢が大きく広がったものの、その後は中継ぎでの登板が多かったことで足踏みのシーズンだったと言ってもよいでしょう。
それでも多くのチャンスをもらえたことを考えればベンチからの期待も相応のものがあると思われますので、4年目の来季こそは背番号を軽くしたいところです。
そのためには将来的には先発であろう西野ですが中継ぎでもしっかりと結果を残すことが大切で、そしてきっとやってくれると信じています。
その西野で気がかりな点は、体全体を使い切れていないことです。
どこか小林宏に似たピッチングフォームは言ってみれば立ち投げに近く、リリースのかなり前段階で軸足が突っ張ってしまっているためにボールに力が乗っていないように見えます。
そのせいか上体だけでコントロールをしている感じがあり、これがなかなか制球がままならないことの理由の一つと言ってよいでしょう。
要は上半身と下半身のフィニッシュのタイミングが微妙にずれている、そのために胸をしっかりと張れていないことが球速にも影響をしているものと思われます。
それでも浦和レベルではありながらもこれだけの成績を残せるのですから、ちょっとしたきっかけで大きく飛躍をするだけのポテンシャルを秘めている西野と考えれば魅力たっぷりで、角とともに笑顔で会見に出られる日が一分一秒でも早く訪れることを楽しみにしています。
【オリオン村査定】 250万円 → 280万円 (△12%)
成長が楽しみな投手です、浦和の若手投手の中でもひときわ目立ちますが、なぜ支配下登録されないのか疑問です。指摘のコントロール、ブルペンでは低めに制球されていますが登板機会が少なすぎます。今季は順調にいけばリリーフの柱に成長してくれるでしょうが本来は先発で育ててもらいた投手です。
昨年は球団からすれば自業自得の枠の問題もあったでしょうが、今年は余裕がありますので、春季キャンプでアピールをして開幕前に昇格といきたいところです。
しかし石垣島と薩摩川内の休日が同じ日というのが悩ましいと言いますか、腹立たしいです。