オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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岡田で勝った

2011-06-16 01:39:19 | 千葉ロッテ

昨年の日本シリーズでの守備が強烈に印象に残っていることもあって、個人的には岡田の守備をあまり高く評価をしていません。
もちろん俊足を活かした守備範囲の広さは素晴らしいものがありますし、まあ本西あたりに言わせれば外野手のダイビングキャッチなどは御法度なのでしょうが、しかし岡田の打球際の処理に対する勘の良さは天性のものがあると思います。
それでも一歩目がどうしても前に出てしまう傾向があるように思えてならず、これがなければもう少し余裕のあるプレーができるのではないかと、このあたりは今季に球場でナマ観戦をしていないために成長ぶりを確認できていないので印象論に過ぎないのですが、そんな見方をしています。
しかし今日の試合は間違いなく岡田の守備で勝ったと、そう言い切っても問題はないでしょう。
右に左に前に後ろにと、縦横無尽に走り回ってのスーパーキャッチ三連発は見事としか言いようがありません。
こういった勝利はそうそうお目にかかれるもでのはありませんので、今日に球場に足を運ばれた方は貴重な刻を過ごされたと思いますし、まさに羨ましいの一語に尽きます。

そんな今季初の4連勝は成瀬の力投によりもたらされたものですが、この先発は正直なところかなり意外でした。
やや調子が落ち気味である成瀬を中5日で、しかも昨年の被弾癖が抜けていないところへ箱庭で投げさせることには意義を感じられませんし、今後のローテーションの都合もあったのでしょうが長いペナントレースを考えれば吉見を信じて使うことこそが必要であり、このあたりに西村監督の主力主義を垣間見た気がします。
ぎりぎりのところで逆転勝ちができたからよかったものの、あのまま負けていたら悔いだけが残ったように思います。
それでも成瀬は湿っている巨人打線が相手ではありながらも8回を2失点としっかりと抑えましたし、ラミレスの一発目はコントロールミスでしたが二発目は打ったラミレスを誉めるべきで、それ以外は無難にまとめて下り坂で踏ん張るエースの姿を見せてくれました。
岡田の守備に助けられたところはありながらも好守はテンポのいいピッチングがあってこそですから、岡田への感謝は自らの誇りにしてもよいと思います。
危うく黒星先行になるところでの今日の逆転勝ちは成瀬にとっては大きな1勝ですから、リーグ戦に向けてV字カーブで上昇をしてくれることを願っています。

打線は一回りは東野に完璧に抑えられる立ち上がりでしたが、二回り目に二死からの攻撃で追いつけたことが大きかったです。
今江の打点などは久しぶりのような気がしますし、やはり大松の調子が戻ってきたことで打線に軸ができたことが一番でしょう。
あと一本がなかなか出ずにもどかしいところはありましたが、相手のミスを活かせずに無死一三塁のチャンスを潰しかけたところでの伊志嶺の逆転アーチなどはまさに勢いとしか言いようがなく、流れなどはこんなものだと妙に納得をしたりもしています。
昨日とはうって変わって里崎に代走を出したりするところなどには刮目をしましたし、バントが上手いとは言えない渡辺正がエラーを引き出すのですから怖いぐらいで、また今ごろは同類相哀れむでロサがアルバラデホを飲みにでも連れて行っているかもしれません。
このまま最後のカードも勝って連勝街道ばく進といきたいところですが、まずは初戦の雨の神宮をしっかりとものにして、そして有終の美を飾る週末となることを祈っています。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 1 0 0 0 0 2 3 8 0
巨人 0 1 0 1 0 0 0 0 0 2 6

2


◆6月15日(水) 巨人-千葉ロッテ4回戦(ロッテ2勝1敗1分、18時1分、東京ドーム、39,084人)
▽勝 成瀬 10試合5勝4敗
▽S 藪田 20試合1
勝2敗10S
▽敗 アルバラデホ 19試合1勝2敗2S
▽本塁打 ラミレス11号(成瀬)、12号(成瀬)、伊志嶺2号(アルバラデホ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、藪田―的場、里崎、金澤
巨人 東野、久保、山口、アルバラデホ―阿部

 

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