昨日にチャリでこけて左肩から首筋のあたりを街路樹にぶつけて、今日は軽いむち打ち症状で首が回りません。
どうも年に一回ぐらいのペースでやらかしているような気がしますので、チューリッヒのスーパー傷害保険Liteに加入をしました。
自転車による事故を中心とした傷害保険で、自爆はもちろんのこと対人傷害の方が怖かったりもしますので、年間5k弱の保険料であれば転ばぬ先の杖です。
もっともこういった備えをすると何も起きなくなるのが世の常ですが、それはそれで幸いであることは言うまでもありません。
そんなこともあってロッテにとっての杖は何だろうかと考えたのですが、これといったものが思いつきません。
そもそも派手に転ぶというよりは気がついたら体中が擦り傷らだけという展開がほとんどですので、それ以前の問題のような気がします。
今日も好投の大谷に白星をプレゼントできずに見殺しに近い状態で、これでは困ったときの杖もなかなか育たないでしょう。
何とか延長戦を制して交流戦初の3連勝となったことで、流れが変わってくれることを願うばかりです。
それにしても大谷が不憫でなりません。
これまで5回2/3で2失点の自責はゼロでの敗戦、6回で2失点でも黒星、そして今日は7回を1失点に抑えながらも同点のままでマウンドを降りることとなりました。
先発で3試合に登板をして18回2/3を13安打の15奪三振、3四死球の5失点、自責が3点の防御率1.45ながらも0勝2敗とはあまりに可哀想に過ぎます。
もちろん前世紀を思わせるような投高打低ですから差っ引いて考えなければならないものの、この頑張りに応えられない打線が不甲斐なくて涙がちょちょ切れます。
そんな中で今日の大谷はストレートは130キロ台後半が中心ながらも他の投手のスピードを見れば実質的には140キロ台前半だったと思われ、ここまでの成長の軌跡をそのまま描いたような投球内容でしたし、多彩な変化球もバランスの的場が効果的に力を引き出していたと思います。
唯一の失点となったラミレスのタイムリーはカーブのコントロールミスでしたし、また序盤は高めに浮くボールが目立ったものの、中盤からは低めを強く意識するようになったのかそれもなくなって安心をして見ていられる投球内容でした。
これまで失点を重ねていた6回も岡田のファインプレーにも助けられたこともあり無事に乗り越えて、自己最多の103球を投げての7回1失点ですから文句のつけようがありません。
この調子が落ちる前に何とか先発としての初白星をプレゼントしたいと、そう強く思った今日の大谷のピッチングでした。
その大谷を助ける守備で魅せた岡田は、しかしバッティングでは打ち上げての凡退が続いてチャンスを潰しましたが、しかし試合中に軌道修正をしてのヒットに四球と2度の出塁が落ちそうで落ちない打率の一因となっています。
一方で塀内は思いきりに欠けているようなところがあり、数少ない打席を大事にいきすぎているような感じがします。
代打で見送りの三振に倒れた神戸もそうですが、積極さよりも少しでも多くのボールを見ようとしている姿勢が強いような気がしてなりません。
このあたりは地蔵さんたちの悲哀とでも言いますか、置かれた環境による弊害ではないかと考えて多少は目をつぶろうかと思っています。
地蔵と言えば神戸を代打に出したのであれば、四球を選んだ里崎に代走を送るのが理想的な采配であったと思います。
まさか神戸にホームランを期待していたわけでもないのでしょうから、二塁打でもホームに帰ってこれない可能性の高い一塁ランナーでは同点の最終回の攻撃ではないでしょう。
かと思えば10回には代走を2人も出すのですから今ひとつ意図が分からず、詰まるところは次の回の守備を意識したのだと思われます。
普段から金澤を試合で使っていればこういったことにはならなかったのではないかと、こと選手起用には勝ったからOKとは思えない自分がいます。
それでも久方ぶりの競った試合の勝利は喜ばしいです。
長野のファインプレーでタイムリーにはならなかったものの、併殺を心配したロッテファンを見返すかのような金泰均の大飛球はさすがでした。
5番の今江にきっちりと2度のバントを指示した作戦もじわじわと巨人を追い詰めたと思いますし、やはり勝っているときにはいい攻撃ができています。
結果的にストレートに力のある藪田を里崎がリードする形となったことも巡り合わせとしてはよかったですし、一つのパターンとして今後も考えていきたいです。
7四球で巨人の投手陣が勝手に崩れたこともありますが、ラミレスの打球が箱庭でもスタンドインをしなかったことと合わせて、野球のスタイルが大きく変わったことを強く印象づけられる、そんな低反発球の威力をまざまざと見せつけられた今日の試合でした。
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