さくっと自己最多の7勝目を期待していた唐川ですが、まさにその期待どおりのピッチングに狂喜乱舞です。
淡々としたところなどはエースとしての風格がありますし、こうなれば成瀬もどうにも意識をせざるをえないでしょう。
まだまだ唐川にトップの座を譲るわけにはいかないとネジを巻き直す成瀬と、そんなことはまるで気にしないかのような唐川との、左右のエースのせめぎ合いが今後も楽しみです。
それにしても見事としか言いようがありません。
僅か113球、散発5安打で三塁をも踏ませないピッチングで日本ハム打線を全く寄せつけませんでした。
里崎らしいスライダーを軸とした、かつ外角中心のリードにしっかりと応えるコントロールが今日はあったことが最大の勝因で、まさに危なげないとはこの唐川のことを言うのでしょう。
ストレートも130キロ台後半ながらも青木を驚嘆させた伸びと打ちづらさは成瀬のそれに匹敵をしますし、きっちりと制御ができていることからして今は成瀬の上をいっています。
何よりマウンド上でほとんど表情を変えないことが自分好みで、まさに理想のエースに育ちつつあります。
ここまで故障などもあって期待をしていた成長曲線を描いていたとは言い難いところがありましたが、ようやくに急カーブで上昇をしてくれていることが嬉しくてなりません。
オールスターまでに10勝とは高望みをしすぎでしょうが、唐川ならあっさりとやってくれそうな気すらします。
アクシデントさえなければ昨年の通信簿で掲げた15勝への期待に応えてくれるであろう唐川が、由規や中田を抑えて世代の筆頭になってくれる日もそう遠くはないでしょう。
その唐川の躍進の足を引っぱるとすれば、今日も強度の便秘症に悩まされた打線でしょう。
1点もあれば安心をして見ていられる唐川も毎度のことではありませんから、さすがに11安打で1得点は厳しすぎます。
下位打線がしょぼいとは言っても里崎も.233で得点圏打率は.194に過ぎないのですから、6回だけではなく2回と4回も送らせて欲しかったです。
それでも今日は3犠打でしたし、伊志嶺のヒット、盗塁、大松のタイムリーでの得点は理想的でしたので、便秘ながらも最低限のことはできていたと思います。
高口と南竜にヒットが出たことも喜ばしいですし、あとは根元に当たりが出てくればコーラックは必要ないかもしれません。
もっとも根元の湿りっぷりがこれ以上も続くようですと最終兵器、私が浦和に通っていたときにショートを守っていた大物の投入をネタにせざるをえなくなりますので、カスティーヨは金泰均の後釜だよね、と言える根元に早くなってもらいたいです。
明日はハンカチ王子の復帰戦、迎え撃つのはベテランの小野です。
負け試合でスポーツ紙の一面を飾るのは本意ではないでしょうから、ここはKYぶりを発揮して小野の復帰戦に衣替えをしてもらいましょう。
小野の代わりに浦和に戻されるのが青野なのか、渡辺正なのか、まさかの小林なのかは分かりませんが、そこもちょっと楽しみです。
そして期待どおりに打率を上げてきた伊志嶺が新人王を目指すためには直接対戦で打ち込むしかありませんし、ここで目立って怪談師ではない希望のマイケルの愛称を日本全国に轟かせる絶好のチャンスだと思って躍動をしてくれることを期待します。
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先頭打者がヒットで出ること6度。
全部、得点につながらなかった。
勝負弱い選手をもっと、うまくコントロールできなかたのか?
いまさら言うことでもないが、ノーアウトで6回もヒットで出塁して0点というのは、選手はもちろんのこと、監督、コーチも全くもってダメ。
お金のムダだ、青山をなんとかしろ。
今日のような展開だと相手にワンチャンスをものにされて負けるというパターンが典型的ですが、そのワンチャンスさえなかったんですから完璧です。
梨田監督もお手上げと言わんばかりのコメントを残していますから、ぜひ次も日本ハム戦にぶつけましょう。
地味に岡田の打率が.266まで落ちてきて、伊志嶺が.262です。
こうなると盗塁技術等含めて1・2番を引っ繰り返した方が良いように思うのですが…。
岡田のバントは決してうまくない、ということは承知の上です。
酷評されまくってますが、
同郷の士として期待せずにはいられません。
まあイースタンでもろくな成績じゃないですが…
だいぶ唐川に水をあけられましたね…
唐川の成長は嬉しいですけど(笑)
足を使い辛い俊足選手が1番打者よりは、
そこそこ走塁技術があり、
そこそこ小技の効く1番打者が良いのではないかと。
まあまだバントミスやら
ポカもありますが…経験だと思いますので。
あとは盗塁は是非フリーパスでお願いします、監督(笑)
初回の1死2塁、打者糸井の場面もここは打たれるよりは四球OK、とにかく低めの微妙な場所に、と状況を考える冷静さとそこに実際に投げ込める制球が非常に頼もしかったです。
ところで、オリオンさんは、犠打について良く言及されていますが、初回岡田が出塁した後は、2番がほぼ全て犠打のサインなことは、どうお考えでしょうか?
(最近、初回の岡田の出塁自体があまり無いのが困り物ですが)
私は上記の局面で何でも犠打はかなり懐疑的でして、強行、エンドラン等の方で良い場面も多いと思ってます。
理由としては、
1.犠打が統計上、送らない場合よりも得点の期待値が低い
2.1番から始まる打順で、先頭打者出塁は、どの投手も不安な立ち上がりで、ある程度点を取るチャンス。
3.1点リード程度では、相手の取る作戦、味方の取る守備陣系が同点の時と変わらず、「一点も与えられない」という意味では先発投手や野手の心理も同点の時と同じなので、心理的に優位に立ってるとも言えない。
といったところです。
成瀬、唐川以外の先発ですと6回2-3失点が見込みかと思いますので、初回の得点の期待値を下げて1点を取りに行っても、相手にプレッシャーを与えることもできず、有効策とは思えないんですよね。
これが成瀬、唐川なら初回に1点取るだけでも、相手投手・攻撃陣にもプレッシャーが与えられると思うので、この場合なら、初回犠打で1点を取りに行くのも有効なのかと思います。
と、こちらの先発投手でゲームのプランニングを立て、それによって初回の作戦も変えるべきかと思っているのですが、いかがでしょうか。
長文、失礼いたしました。
私も1-2番の入れ替えがありうるのかと思っていたんですが、みなさん考えることは同じなようで (笑)。この前の週刊ベースボールのインタビューを読む限り、伊志嶺は盗塁は走れるときに走っていいと言われているようですね。ずいぶん前に岡田はベンチの指示という意味のコメントをしていたんで、実際のところどうなんだろうと思ってました。
データを見ると日ハム以外はどこも盗塁阻止率が2割前後しかありませんから、もっとどんどん仕掛けてほしいですね。
あの内容でも勝ち星がしっかり付いて来る投手が勝てる投手なのでしょう。今日の出来なら勝って当然のレベルまで達してきていると思います。
打線が点を取れないなら、相手に点を取らせないのもエースの条件。唐川がエースに相応しい投手なのは言うまでもないでしょう。
今後は成瀬と唐川できっちりとカード初戦を取っていくのが浮上の絶対条件。両エースでチームを引っ張って行ってもらいたいものです。
唐川と里崎との相性も良さも見逃せません。
キャッチャー論が議論になっていましたが、当方はそれぞれに持ち味があるのですから、的場と上手く併用してもらいたいと考えています。
そして、個々の持ち味を上手く引き出す采配を希望しています。キャッチャーだけでなく、オリオンさんの仰る適材適所は全てのポジションで言えることだと思います。
明日は俊介に続いて、晋吾にもベテランの味を遺憾なく発揮してもらいたいものです。
石垣キャンプのインタビューで、成瀬が大リーグへの気持ちを聞かれ「このチームにいれば開幕投手やれるんで」と答えていましたが、そんな成瀬を脅かす存在になってくれそうで、嬉しいです。
最後まで開幕投手を争う左右のエース、なんて理想的。
里崎はファールフライを追ってベンチに突っ込んだりしてましたが、的場との併用の効果かも。
今年、唐川と里崎は試合中によく会話をしてますね。珍しい光景かと。唐川の時だけですよね。仲良さそう(笑)
唐川には里崎ですね。大谷はさすがにまだ里崎とは打ち解けてなさそうですから、優しいお兄さん的場がいいのではないかなと思います。
イシミネ一番は私も同じ意見です。ぜひ試してもらいたい。
個人的には7回から1点がセーフティリードと確信しました。
拙攻にも程がある打線をよそ目に飄々とマウンドに立つ姿には身震いしますし、
今は右のエースはもちろん、ロッテのエースではないかと勘違いさえします。
メディア的にはエースは成瀬ですが、
総合的に見た時は間違いなく唐川がロッテのエースだと思います。
そしてオールスター前までの10勝は文句なく達成してくれるでしょう。
その直後に伊志嶺がヒットを打ったものの攻撃としては完全にチグハグです。
極めつけは6回表。1死2,3塁で1点も取れない打線でこの先勝てるのか・・・。
先発が唐川でなければ負けていてもおかしくないような拙攻続きに野手陣の奮起はあるのか??カスティーヨがいい便秘薬となってくれればいいのですが。