ここまでロッテファンにとっては気の重い日曜日を、ロッテの怪談師こと伊志嶺が一撃で振り払ってくれました。
広島を恐怖の底に突き落とすプロ初アーチはノースリーから積極的なバッティングにより生み出されたものですので、これほど喜ばしいことはありません。
次が井口であることを考えれば待てのサインを出さなかったベンチにも感謝をしたいですし、両親が観戦をしている試合で記念すべきアーチを放った伊志嶺も何かを持っているのでしょうから、同じく何かを持っているハンカチ王子に痛打を浴びせたサブローが戻ってきてもレギュラーとして外野の一角をしっかりと守ってくれることでしょう。
じっくりと使い続ければ打率も上がってくることが期待できますので、新人王を目指して頑張ってもらいたいです。
今日の唐川は立ち上がりからコントロールに苦しむらしくないピッチングで、昨日に続いて広島が相手でなければ打ち込まれてもおかしくはない投球内容でした。
成瀬と同様に味方の貧打ぶりに点を失ったら終わりとでも思っているかのような肩に力の入った感じで、ボール先行でかなりの球数でしたので7回での降板も仕方がありません。
それでも中盤あたりからは自分を取り戻したのはさすがで、このあたりが唐川の唐川たるところでしょう。
これで一つの壁である5勝にシーズン1/3で達したわけですから目標の15勝には充分なペースで、唐川にとっての10勝などは通過点に過ぎません。
ベビーフェイスに似合わない「成瀬さんもああいう形になってしまったんで」と言える強い心があるのですから、きっとやってくれるはずです。
打線は昨日とは逆に早打ちで福井を助ける序盤でしたが、初回はノーヒットで、そして4回も内野ゴロでの得点ですから流れ的にはいい感じではあります。
どうしても広島が相手であることを意識しないわけにはいきませんが、それでも調子が悪いチームを確実に叩けるようになっただけでも大きいと思います。
バッティングに期待をしていない的場が打率を3割に乗せてきたことでベンチも暫くは里崎との併用を考えるでしょうし、そのことで里崎にも変化が出てくれば一石二鳥でもあり、何としてもこの連勝を低迷から脱する転機にしなければなりません。
どうやら自分を取り戻しつつある大松がどっかりと4番に座ってくれれば井口も活きてきますし、金泰均にも意地があるでしょうからこのまま終わらせないとばかりの奮起にも期待ができますから、軸さえしっかりとすればとの思いが実現をしてくれることを願うばかりです。
一塁、遊撃、DHを争いの場として競い合いがあれば打線も活気づきますので、渋チン顔の西村監督がこの流れを断ち切らないことを祈っています。
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