高濱が登録を抹消されました。
ここまで27打数5安打と打率は2割に満たず、また13三振と力不足は明らかですので仕方のないところではあります。
守備でも痛いエラーが目立ちましたので、一軍のレベルをしっかりと体に刻みつけて浦和で鍛え上げてもらいたいと思います。
次に一軍に戻ってきたときにはプロ初打点をマークできるような、そんな高濱に期待をしましょう。
そうなるとショートのポジションは塀内がこのまま守り続けることになるのでしょうが、正直なところ守備という観点ではゾッとしません。
ただこの2年間ほどは不遇な日々が続いた塀内だけに、チャンスを与えたいという気持ちもありますので静かに見守りたいと考えています。
ライバルが消えたことで精神的な安定感がプラスに働くことを願って、一昨年のプチ覚醒が塀内にとってフロックではなかったことを証明してもらいたいものです。
このチャンスを逃せば今季に30歳となる塀内に輝かしい未来が待っているとは思えませんので、とにかく頑張ってくれとしか言いようがありません。
守備の面で言えば高口も有力候補ですが、こと打撃に関しては期待ができないだけに今のチーム事情を考えると厳しいように思えます。
得点能力が落ちる打線だけに失点を防ごうとのベクトルが働く可能性も否定はできませんが、そこまでベンチも腐ってはいないと考えたいものです。
常に一生懸命のプレーをする姿を見せてくれていることは素晴らしいと評価をしていますが、まずは守備要員として試合後半を任されるよう目指すことが第一でしょう。
幸いにもようやくに野手については地蔵にも出番が増えつつありますので、高口にもチャンスはあるはずです。
そのチャンスを活かすためにもバントなどの小技をしっかりと決めること、派手ではなくとも堅実な守備をアピールができる高口であってもらいたいです。
本音を言えば仮にシーズン200三振を喫したとしても、ショートは細谷か高濱に任せて育ててもらいたいと思っています。
両選手ともにショートが本職とは思えないので微妙なところではありますが、一軍レベルに鍛え上げるという観点での主張です。
まだまだそのレベルではないことは承知の上ですが、昔話になってしまいますがデビューをした頃の水上などは守備でも打撃でも酷いものでしたし、しかしそこを我慢して使ったからこそ堂々たるレギュラーとして一本立ちをすることができました。
こいつと思った選手には多少のことは目をつぶって辛抱強く育てることが組織としては必要なことですので、よって9日には一軍復帰が可能な細谷という選択肢もありだと考えます。
これ以上は浦和に置いておいても無益な細谷だけに、白黒をつけるためにもベンチの決断を求めます。
最後はネタでしかありませんが、場合によっては冗談では済まされないかもしれない青野です。
ここのところは浦和ですら実戦で経験の無かった外野手としての青野を求めた西村監督だけに、追い詰められたら何をやらかすか分かったものではありません。
その青野の一軍デビューはプロ入り2年目のダイエー戦、ショートでのスタメン出場でした。
杉内を相手に手も足も出ずに一打席での交代となりましたが、あの頃の青野はまだスマートでキラキラと輝く期待の新星でした。
今やすっかりと貫禄のついた青野もそろそろ正念場ですし、ショートはともかくとして今江の対抗馬として意識をさせることも必要だと考えます。
とにかく競争のないところに成長はありえませんし、レギュラーという聖域に踏み込むには絶好の状況とも言えます。
今江がこのままの今江で終わらないためにも、やれ我慢だとか同じことの繰り返しだとかを愚痴るだけの西村監督であってもらいたくはありません。
カシオミニのCMソングのように、この澱みを動いて解決をする姿勢を見せてもらいたい今日この頃です。