ようやくに明日からリーグ戦が再開となりますが、久方ぶりの予告先発が発表となりました。
オリックスには10連勝中と無類の強さを見せる成瀬に対するのは今季2完封と乗り出すと手がつけられない寺原ですから、試合の鍵を握るのはそこそこに抑えるであろう成瀬を援護できるかどうかのマリングリング打線だと言ってよいでしょう。
やや上向き加減かとも思える調子が本来の姿を取り戻せるかどうかの試金石でもあり、もしカスティーヨが合流できるのであれば新打線のお披露目にもなります。
ビアスタジアムで満員御礼が予想をされますので、そんなQVCマリンで醜態を見せないよう願いたいものです。
それにしても低反発球による投高打低には凄まじいものがあり、規定投球回に達しているパシフィックの19人のうちで防御率が3点を越えているのは1人だけですから驚きです。
それどころか1点台が8人もいるわけで、これでは5年連続で防御率1点台という快挙を目指しているダルビッシュとしては面白くもないでしょう。
そのダルビッシュの過去4年の平均が1.81ですから、今の1.39からして全体的に0.5ぐらいを上乗せしたのが実力と考えた方がよいようにも思えます。
そうなれば唯一の3点を越える防御率を誇る渡辺俊は5点を遙かに上回るわけで、先発ローテーションに入っていることが不思議なぐらいです。
このオリックスと日本ハムとの6試合が一つの転機になるのではないかと、渡辺俊に大谷、小林に小野といったところがどういったピッチングを見せてくれるかに興味が尽きません。
一気に世代交代となるのか、相も変わらずに実績重視路線に変化が見られないのか、心臓ばくばくものの刻はすぐそこです。