オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

チームの浮上に手を貸して!

2011-06-19 03:02:32 | 千葉ロッテ

一部に噂となっていた新外国人野手の獲得が現実のものとなるようで、昨年まで横浜に在籍をしていたカスティーヨの入団がほぼ決まったようです。
リーグ戦に戻ることを考えればペンとマーフィー、そして小野の復帰が見えないことによる先発投手のコマ不足も深刻ですが、しかし打線の低調さはそれ以上ですから野手の獲得は妥当ですし、NPBで実績のある選手ですから即戦力の期待が持てます。
タイプ的にオーティズが若くなって戻ってきたと思えば嬉しくもなりますし、カスティーヨが起爆剤となってチームが調子を取り戻すことを願いたいものです。

ロッテが元横浜カスティーヨ獲得へ (6/18 日刊スポーツ)

ロッテが、元横浜のホセ・カスティーヨ内野手(30=メキシコリーグ)の獲得に乗り出していることが17日、明らかになった。
ほぼ基本合意しており、週明けにも正式発表される見込みだ。
チームは、昨季は日本一となったが、今季は主力野手が相次いで故障離脱した。
深刻な得点力不足に陥り、パ・リーグ5位に低迷。
カスティーヨはパンチ力と意外性のある打撃が持ち味。
浮上の起爆剤として期待されている。
「意外性の男」がロッテの救世主となる。
カスティーヨは昨季、横浜で打率2割7分3厘、本塁打19本、55打点をマーク。
投手補強を重視する球団事情から自由契約となったが、パンチ力と意外性のある打撃は高く評価されていた。
ロッテの球団関係者も「昨季も数字を残しているし、打力に期待している」と話す。
チームの流れを変えるようなスーパープレーもしばしばあり、低迷するチームの起爆剤としては格好の選手だ。
昨季は日本一に輝いたチームは、ここまでは借金4の5位と低迷。
交流戦前までは貯金生活を送っていたが、サブロー、荻野貴、清田ら主力野手が相次いで故障。
得点力不足から接戦を落とす展開が多く、西村監督も「1人加われば、打線の厚みも違う」と外国人野手の獲得を要請していた。
当初は左の大砲を補強ポイントとしていたが、パイレーツ傘下3Aのジョン・ボウカー外野手らと交渉が不調に終わり、日本経験のある野手を軸に再調査を進めていた。
横浜時代は主に二塁手としてプレーしていたが、指名打者としての起用が有力視される。
今季はメキシカンリーグで65試合に出場し、打率3割6分7厘、10本塁打、60打点と開幕から好調を維持。
「DHとして打力を生かしてもらいたい。明るい性格と聞いているので、すぐにとけ込めるはず」と球団関係者は期待を寄せる。
新戦力を加え、巻き返しを狙う。

そもそも横浜から戦力外通告をされたときも不思議に思っていましたし、名乗りを挙げる球団がいなかったのにも違和感があったカスティーヨです。
そういう意味でもどこかオーティズと境遇が似ているようにも思えますので、さらに親近感がわいてきます。
日刊ではDHでの起用とされていますが他紙では荻野貴の穴埋めとも報じられており、金泰均や福浦、そしてサブローの存在を考えれば後者が濃厚だと思われ、そうなると打撃に期待がされるカスティーヨですがショートを守るともなると守備力を無視するわけにもいきません。
メジャーでは好守との評判だったらしいのですが横浜ではポカが目立った印象があり、しかし守備機会は多かったようですのでフットワークは意外に軽いのかもしれず、オーティズの例もありますからそのあたりは自分の目で確かめてから評価をしようと思っています。

前横浜・カスティーヨと大筋合意 (6/18 スポーツ報知)

ロッテの石川晃球団運営本部長は18日、前横浜のホセ・カスティーヨ内野手(30)=メキシカン・リーグ、メキシコ=との契約に大筋で合意したことを明らかにした。
詳細を詰め、近日中に獲得を正式発表する予定。
石川本部長は「細かい詰めに入っているところ。メディカルチェックも終わっている」と語った。
ベネズエラ出身のカスティーヨは大リーグで通算592試合に出場した実績を持ち、昨季、横浜で131試合に出場し、打率.273、19本塁打、55打点の成績を残したが、自由契約となっていた。

肝心の打撃は低反発球の採用と広い球場の多いパシフィックですから昨年ほどの長打は期待できないでしょうが、相応の打率は残してくれそうです。
メジャーでの実績もバッチリですし、メキシコリーグでも打ちまくっているようですから、年齢からしても衰えを気にする必要はないでしょう。
どうやら今江と似たような早打ちタイプで出塁率が低いのが気がかりですが、三振もそう多くはありませんし台湾時代は20盗塁をした脚力もあるようですから、内外野を守れることもあってかなり重宝をするのではないかとの期待があります。
チーム浮上のために「貸す、手よ」になってくれるのか、横浜をクビになったことに「カス、ちゃうよ」と意地を見せるのか、はたまたバットにまともにボールが当たらずに「かすっちゃうよ」になるのか、とにかく一日も早い来日とチーム合流を願っています。

 

コメント (11)

終幕

2011-06-19 02:19:11 | 千葉ロッテ

前回に広島打線を抑えた渡辺俊と、今日にヤクルト打線に打ち込まれた渡辺俊と、どちらが本来の姿かと問われれば残念ながら後者なのでしょう。
雨神様のご機嫌がどうのという以前の不甲斐ないピッチングはコントロールがままならないときの典型的な乱れっぷりで、しかし今年だけではなくここ数年の制球力の衰えを考えれば不調という言葉で片付けられる問題ではないことは明白です。
その年俸と年齢を考えれば厳しいオフが待っていることは確実で、このままでは二軍投手コーチ補佐あたりへの転身を受けるかセントラルに活路を求めるしかないでしょう。
もちろんこれまでチームを支えてきた渡辺俊ですから復活に期待をしたいのですが、これ以上の醜態を見たくはないという思いから目を背けることができそうにもありません。

その渡辺俊が早々に失った3点で試合が決まってしまったのは、相手が館山ですから仕方がないところではあります。
リーグトップの被打率を誇る館山から7安打を放ってその座から引きずり下ろしたことをむしろ誉めるべきかもしれず、そう考えれば伊志嶺の猛打賞は特筆すべきことでしょう。
しっかりと引き付けてボールを叩けていることで自分のタイミングでスイングができているように見えますし、一時期の疲れによる停滞という壁を乗り越えた感があります。
我慢をして使っていれば打率も上がってくると先日に書いたばかりですから、そのとおりの軌跡を描いていることが嬉しくてなりません。
そう考えると若いだけに逆に明後日からの空白が調子を狂わせるのではないかと心配にもなるのですが、そういったことを克服した先に新人王が見えてくるはずです。
是非ともこのままレギュラーとして規定打席に達するぐらいの伊志嶺であって欲しいですし、期待をしていたと言い張る西村監督なのですからその点はノープロブレムでしょう。
堀の背番号は常にフィールドにあり続けるべきだと考えますので、伊志嶺の更なる飛躍を願っています。

そんなこんなで雨中の神宮とは思えないような敗戦となりましたが、ちょっと興味を引くことがありました。
それは石川か館山かを迷ったことによるものと思われる偵察メンバーで、しかしその一方で金泰均ではなく福浦をスタメンに起用したベンチの思惑は置いておくとしても、もし石川が先発であったときには渡辺正の抜擢があったのかは永遠の謎として残ることでしょう。
どうやら守備の負担を差し引いても一昨年のプチ覚醒はフロックであったとの認識が固まりつつある塀内は不調のままですし、高濱は浦和でも調子が上がらずにスライムを倒している状況ですから、せっかくですからかつてのドラフト1位の実力を試すのもよいかもしれません。
どのみちどんぐりの背比べもあと少しの機会なのでしょうから、根元も含めた守備力度外視のチャレンジマッチを心待ちにしています。

チャレンジと言えばその偵察メンバーに使われた小林の扱いが微妙で、もし先発で使うつもりがないままに先日にイースタンで長いイニングを投げさせたのであれば、西村監督と成本コーチには今季限りでお引き取りを願いたいと真剣に考えたくもなります。
間隔が空いていることで今日に伊藤を使ったことはよいとしても、明日を視野に入れれば2イニング目は余計ですし、例によって川越を使わないのであればようやくに故障から復帰をした秋親や中郷を一軍に置いた方が使い勝手はよいはずです。
これまでを考えれば渡辺俊の炎上は容易に想像がついた中での小林の無駄遣いとも思える浦和での先発には明確な意図があって欲しいですし、万が一にでも軽い調整のつもりで使ったのであればいくら何でもセンスがなさ過ぎでしょう。
三島・黒滝ルートからの脱却を目指している阿部をどうしたいのかも見えてきませんし、何とも天候と同様にモヤモヤとしたものが残る今日の試合でした。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 7 1
ヤクルト 0 3 0 0 0 0 0 0 X 3 8

0


◆6月18日(土) ヤクルト-千葉ロッテ3回戦(ヤクルト3勝、14時1分、神宮、18,144人)
▽勝 館山 10試合6勝1敗
▽S 林昌勇 23試合1
勝14S
▽敗 渡辺俊 10試合2勝3敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 渡辺俊、伊藤、ロサ―的場、里崎
ヤクルト 館山、林昌勇―相川

 

コメント (9)