オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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大谷に女神は微笑まず

2011-06-25 17:13:21 | 千葉ロッテ

今年度になって2回目の連休をどう有意義に使うかと悩んだのですが、初日は予報が悪かったので不足をしている睡眠に充てて、QVCマリンには明日に行こうと予定をしていました。
しかし本人には申し訳ないながらも明日の予告先発が渡辺俊と知ったことで、散らかし放題の部屋と積み上がっているダンボールの整理に時間を使うことしました。
唐川だったら間違いなく球場に足を運んだのですが、休日が非常に貴重な今ですので渡辺俊に費やす余裕はありません。
ロッテファンとしてはあるまじき行為との自覚はありますが、この仕打ちに渡辺俊が奮起をしてくれることを心から願っています。

またしても女神は大谷に微笑んではくれませんでした。
やはり人間に悪さをする海坊主に天恵を期待するのが無理なのかもしれません。
もっとも今日の大谷は里崎のリードもあったのでしょうが、個人的には面白くないピッチングでしたので仕方がないかなと思っています。
緩いカーブを有効に使ってはいましたが全体的にコントロールが甘く、しかもストレートにスピードがなかっただけではなく数も少なかったですから、どちらかと言えば昨年に近い大谷の出来でしたので白星を掴めなかったのも無理のないことでした。
ただそれでも味方の守備に助けられ、また足を引っ張られながらも6回を3失点ですからギリギリ及第点です。
これまでと同様に大谷を援護ができなかった打線、今日に限っては大谷のテンポの悪さもありましたが、そこが大きな問題でしょう。
そしてピンチになってもマウンド上で投手を孤独にさせてしまっているベンチと内野陣、お見合いをしてしまって痛恨の失点のきっかけを作った外野陣と、チームがチームの体をなしていないことこそが西村ロッテにとっての最大の課題です。
このあたりは一朝一夕でどうにかなるものではありませんが、西岡の抜けた穴を埋める手を打てていないベンチに一考を願いたいです。

打撃陣は斉藤のリードに翻弄をされたとは言い過ぎでしょうが、光原とのトレードに不満があっただけに複雑な心境です。
やたらと低めのストライクゾーンが広い主審を上手く使っていましたし、酷評をされていたキャッチングにも破綻がありませんでしたので、どうしても里崎と比較をしたくもなります。
ただ斉藤がどうのという以前にロッテ打線が湿ったままであったことが追いつけそうで追いつけなかった理由でしょうし、いつもと同じ風景がただ流れていたといったところです。
そんな中でも岡田が久しぶりに猛打賞と頑張りましたし、積極的に次の塁を狙う姿勢を見れば調子を取り戻すのにさほどの時間はかからないように思えます。
心配をされた大松もDHでマルチヒットを放ちましたし、下位打線が弱いのは覚悟の上ながらも南竜のアーチが出ましたので、あとはベンチの采配次第だと言ってもよいでしょう。
結果的には岡田の盗塁で得点に繋がりましたが6回には伊志嶺にバントのサインを出して欲しかったですし、7回は根元ではなくて里崎に代打を出して欲しかったです。
そうは言いながらもベンチだけではなく選手たちにも悔いのないプレーをして欲しいと、どこか淡々としているようにも見えるのはチーム状況が今ひとつだからこそかもしれませんが、岡田や守備で頑張っていた根元のような必死さを見せて欲しいです。
まだ90試合以上も残っている、と言っていられる状況ではありません。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 0 1 0 2 0 1 0 4 11 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 9

0


◆6月25日(土) 千葉ロッテ-オリックス7回戦(オリックス4勝3敗、14時、QVCマリン、15,361人)
▽勝 近藤 5試合1

▽S 岸田 26試合1勝3敗14S
▽敗 大谷 10試合3敗
▽本塁打 南竜1号(近藤)

▽バッテリー
千葉ロッテ 大谷、伊藤、ロサ―里崎
オリックス 近藤、吉野、香月、平野、岸田―斉藤、鈴木

 

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絶句

2011-06-25 02:18:57 | 千葉ロッテ

船橋でも朝から目も開けられないような強風だったために、QVCマリンでは試合になるのかと心配をしていました。
そんな風を利用するどころか意識をしすぎてコントロールを乱したと悔やむ成瀬に、ようやく調子を戻しつつあると期待をしていた大松のリタイヤと、もう絶句をするしかありません。
リーグ戦再開の初戦はまさに踏んだり蹴ったりの展開で、ビアスタジアムで悪酔いをしたロッテファンも多かったことでしょう。

それにしても成瀬が悪すぎました。
あれだけコントロールがばらばらでは里崎もリードが難しかったと思われますし、ストライクが取りやすかったストレート中心の配球となったのも仕方のないところではあります。
そのストレートにしてもコーナーで勝負ができるほどの制御ができていたわけでもなく、成瀬としては異例の5回での降板がその乱調ぶりを物語っています。
前回の登板で下り坂でやや踏ん張ってくれたと思っていたのですが、そう都合よく事は運ばないようで、とにかく頑張ってくれとしか言いようがありません。

そんなぐだぐだなエースのピッチングで試合が決まってしまいましたが、それでも相応の見所がありました。
2番手として川越が登板をしましたので5点ビハインドが条件だとハッキリとしたことは、その裏に打線が4点を取るとであっさりと交代になったことで明白です。
つまりはベンチが変わらなければ何も変わらないであろうという、あまりに悲しい現実です。
一方で打線は金澤、根元、渡辺正に今季初ヒットが生まれて、故障者の影響で地蔵さんたちにスポットライトが当たったことは痛し痒しなところがあるものの、6回の集中打は見事でしたし、明日に繋がる貴重な攻撃ができたと言ってよいでしょう。
こういった結果を出した選手を使い続けることでモチベーションがアップをしますので、辛抱強く起用をしていくことこそが大切です。
またカスティーヨの合流で玉突き状態になることが予想をされますので、選手たちにも今日一日を強く生きていってもらいたいです。

明日の先発は大谷で、渡辺俊と順番が入れ替わりました。
次のカードが札幌ドームだけに、日曜日に渡辺俊が投げなければローテーションにちょっとした動きがあるかもしれません。
ここまで一軍に残っていることを考えれば渡辺俊をこの時点で外すことは考えづらいのですが、そうなると唐川が後ろに倒れることになりますのでそれはそれで問題に思えます。
このあたりがどういったことになるのか、明日はそんなところが一番の注目です。



  1 2 3 4 5 6 7 8 9
オリックス 0 0 1 0 4 0 0 1 0 6 12 0
千葉ロッテ 0 0 0 0 0 4 0 0 0 4 9

0


◆6月24日(金) 千葉ロッテ-オリックス6回戦(3勝3敗、18時15分、QVCマリン、23,676人)
▽勝 寺原 11試合7
勝4敗
▽S 岸田 25試合1勝3敗13S
▽敗 成瀬 11試合5勝5敗
▽本塁打 後藤2号(成瀬)、李承3号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、川越、ロサ、内、伊藤―里崎
オリックス 寺原、吉野、香月、平野、岸田―伊藤、鈴木

 

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