今日もデジャブな一日だったようで、先月の17日を最後に半月以上も3点以上を得点した試合が無いのですから交流戦で最下位を突っ走るのも当然と言えば当然です。
しかしその交流戦の各チームの投手成績、打撃成績を見ても分かるとおり、低反発球の影響か凄まじいばかりの投高打低ですから苦しいのはロッテだけではありません。
つまりは1点を笑う者は1点に泣くという、ことロッテに関して言えば堅実な野球を軽視してきたツケが一気に出ているのでしょう。
球界全体の得点能力が落ちているのですから僅差の試合が増えるのは自明であり、いかに1点を大事に取りに行くかが勝負の分かれ目になるのですから、このベンチワークが試合を大きく左右する現状を楽しむ西村監督、そしてコーチ陣であってもらいたいものです。
そんな援護が皆無と言ってもよい状況の中で、成瀬は孤軍奮闘も白星を手にすることはできませんでした。
先制点を与えないようにと口にしてのマウンドでしたが、その考えが甘かったことを今ごろは痛感をしているかもしれません。
0点に抑えれば負けることはない、そのぐらいのつもりでいなければ今のロッテで勝つことは難しいのが悲しいかな現実です。
耐えてこそエースとは言っても完投で3失点、しかも自責は2点ですから責めるのは酷でしょう。
それでも自責の念に駆られている成瀬が誇らしく、また着実にロッテのエースとして成長をしている姿を嬉しく思います。
打線は金泰均が復帰をして4番に座ったことで形が戻りつつありますが、まだまだマリングリング打線の復活には時間がかかりそうです。
2回に大松が本塁憤死をしたのは次の打者が成瀬でしたので仕方がないところではありましたが、久しぶりの高濱のヒットが得点に繋がらないところなどは負の連鎖が続いていることの象徴のようにも思えましたし、その高濱が痛恨のエラーをしてしまうのですから弱り目に祟り目です。
恒例の追いつけない程度の反撃も福浦の併殺という、全国のロッテファンの溜息がこだまのように聞こえてきそうな終わり方ですので笑うしかありません。
明日で今年度の13回目の休日出勤と多忙が続いているために今季の現地観戦は僅か1試合という現状が、自分の精神状態の健全さを辛うじて保つことに役立っているようで、もし例年どおりの観戦数であれば大変なことになっていたでしょう。
そんな仕事から解放をされる7月以降に暴風雨がやってこないよう、とにかくベンチにも選手にも野球を楽しんでくださいとの言葉を贈りたいと思います。
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