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「逆十字固め」とは言いますが

2024年08月11日 | 日記・雑記・ただの戯言

 オリンピックの柔道で角田選手が鮮やかな「腕ひしぎ十字固め」で一本勝ちしてました。それでこの「腕ひしぎ十字固め」と聞くたび「十字固め? 逆十字固め?」と悩んでいたのは昔の話。

 一時格闘技バカだったので30年ほど前に調べたのですが、柔道の技は「腕ひしぎ十字固め」であって「逆」はつきません。プロレスでは「逆」をつけることが多いですが、プロレスから派生した格闘技団体ではどうでしたでしょうか。

 これについて、リングスの解説をやってた当時の格闘技通信編集長の谷川貞治氏が妙な事を言ってました。ある試合で十字固めがきまった際に「十字固めですが、いわゆる逆十字ですね。」と言って「はて?」と。

 その試合については両者うつぶせ状態だったので、もしかしたら「裏十字」と言いたかったのかもしれません。しかし、調べてみたら柔道家ではうつぶせ状態の十字固めを「逆十字」という人もいるようですね。なかなか奥が深いです。谷川氏がそれを知ってたのかどうかはわかりませんが。

 この「逆」については、関節を逆方向にきめるからそう言うようになったという話があります。ただ、それを言うと膝十字固めも同じ原理ですが、膝逆十字固めなんてのは聞いたことがないですね。Wikipediaには古舘伊知郎が言ったことから広まったという記載がありますが、実際どうでしょうか。

 それで関節技について、当時ある飲み会で同じくプロレスファンの人と語り合ってた時のこと。アントニオ猪木の関節はダブルジョイントなどと言われ、まず極めることが難しいらしいと興奮してしゃべってたら、そこにいたベテラン看護師の方から「あのね、そうは言っても人間の関節には可動域というものがあってね。」と冷静に言われ、我々はシュン…と。

 ただ、それをいうと中国雑技団エビ反り少女とか、ヨガの達人で後頭部にかかとを押し当てるおじさんとか、ああいうのはどう説明すればいいのでしょうか。

 実際にプロレスの試合で決まり手が「腕ひしぎ逆十字固め」となっているものがどれくらいあるか知りませんが、私が印象的なのは馬場選手がラジャライオンを極めたのが印象的です。押忍!


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