今日のひとネタ

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すでについていけなかったり

2009年10月28日 | ニュースに一言
 何かというとドラマ「不毛地帯」のこと。1回目はわりと感動して見たのですが、2回目からほぼついていけなくなりました。パソコンやりながら適当に見てたせいかもしれませんが、「え? 軍人だったあんたがいつの間にバリバリの商社マンになりはったん?」という心の移り変わりがわからなくて感情移入できなくなりました。

 初回の描き方も東京新聞では「軍人を美化しすぎ」という批判があったのですが、だからこそ2回目からいきなりドロドロの商戦に飛び込むことに「大本営参謀の血が騒いだようやな」という一言では納得できないものがあります。それをいうなら大本営作戦参謀の時代に敵国の裏の裏をかくようなコテコテの駆け引きをしてた様子を描いておかねば辻褄が合わないようにも思います。(もちろん彼が優秀なら戦争に負けなかったかもしれませんが)

 1回目の視聴率はたいしたことなかったようですが、私のようなオヤジが既についていけないとすると、あと半年どうするのでしょうか? 若いねえちゃんが見るようなドラマではないですし。

 そして、さらについていけないのは、マイケルジャクソンの遺作ともいえる映画の先行上映の話題。今朝のフジテレビ「めざましテレビ」では、元お天気お姉さんの愛ちゃんをレポーターとして派遣し、日本から唯一招待されたというスマップ中居氏のはしゃぎぶりも報じてました。中居氏が世界のトップスターと並んでレッドカーペットの上を歩くのが注目なのですと。

 どうもすんなり受け入れられないのは私だけでしょうか? そもそも完全な形でファンに届けようと思ってたステージを、本人の急死によって故人の意向はまったく別にしてリハーサル映像を商品化することになったわけで、マイケルジャクソン氏の無念はいかばかりかと思います。

 その辺の心情を汲んであげれば「レッドカーペットを歩く!」とかいうバカ騒ぎに加担するのはいかがなものかと。別にファンでもない私のようなものにとっても、漏れ伝わってくる映像を見るだけで「おお、かっこいい」と思うので、長年のファンだった人は是非見たいと思うでしょう。

 そういう人たちのために、という気持ちが映画の製作者にあるかどうかは知りませんが、商売だけに乗っかるような報道のあり方は気に食わないですね。一言でも彼の無念さと晩年の不遇さに言及するコメントがあれば、せめてニュースだけでも見ようと思うものですがどんなもんでしょう。