07月12日 大阪NHKNEWSWEB
窓から火を投げ入れる新居田信善容疑者（６０）
大阪・西成区のアパートで４０代の女性が死亡した火事で、殺人と放火の疑いで逮捕された清掃員が調べに対し「アパートの別の住人を困らせようと思った」などと火をつけたことを認める供述を始めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
この住人は無事でしたが、清掃員とは面識がないと話しているということで、警察が詳しいいきさつを調べています。
先月９日、大阪・西成区のアパートから火が出て、２階の部屋に住んでいた４８歳の女性が死亡しました。
この火事で、近くに住む清掃員、新居田信善容疑者（６０）が殺人と放火の疑いで逮捕され、１２日、検察庁に送られました。
逮捕された当時は調べに対し「まったく身に覚えがない」と話していたということですが、その後「私が火のついた紙を窓から室内に投げ入れた」と火をつけたことを認める供述を始めたことが捜査関係者への取材で分かりました。
動機については「アパートに住む別の住人を困らせようと思った」などと話しているということです。
この住人は当時、外出していて無事でしたが、清掃員とは面識がないと話しているということです。
現場付近の防犯カメラには当時、容疑者とみられる人物が火のついた紙のようなものを２回にわたって室内に投げ入れる様子が写っていて、警察が詳しいいきさつを調べています。
