2024年7月12日 12時45分 CNN.co.jp
韓国がドローンを撃墜するレーザー兵器の量産を進める計画を発表し
韓国防衛事業庁(DAPA)は11日、低価格のレーザー兵器の量産に着手したと明らかにした。試験運用時には小型のドローン(無人機)の撃墜に成功していた。
DAPAによれば、このレーザー兵器は、小型の無人航空機やマルチコプターを至近距離から正確に攻撃することができる。
兵器自体の価格は明らかにしていないが、レーザーを1発撃つのにかかる費用はわずか1.5ドル(約240円)だとしている。
DAPAが提供した画像によれば、輸送コンテナ程度の大きさの兵器の上部にレーザーが取り付けられており、プラットフォームの片側にはレーダーか追跡装置のようなものが備え付けられている。
DAPAによれば、大きさは9メートル×3メートル×3メートル。レーザー光線は、衝突前に検出することは不可能ではないものの難しいという。
DAPAはレーザー兵器について、目に見えず、音もせず、個別の弾薬も必要とせず、電気が供給されていれば運用できると説明。将来的には、航空機や弾道ミサイルなど大型の標的に対応できるものの開発も行われるかもしれないとしている。