植松 透明水彩
友達の誕生日祝いの飲み会にて、ジョッキ１杯分のカルピスサワーで危うく友人の誕生日を私の命日にしてしまいかけた貧弱大竹です。
今回ご紹介させて頂くのは日曜日大人クラスの植松さんの水彩画です。前回のブログから一年と２ヶ月ぶりのご紹介となりますが、比べてみますと描き込み量も増えてグンッとレベルアップされていますね！
こちらは沖縄のブセナテラスというリゾートホテルの写真を元に制作されていました。ご自身も年に一度は沖縄に旅行に行かれるとか。
私も修学旅行で沖縄に行ったことがあるので、この作品を拝見してホテルに宿泊した時のうきうき感をぼんやり思い出しました。
全体的な色合いも青、緑、黄色など沖縄らしくまとまっていますね。色の面積自体は少ないですが、屋根のオレンジ色がまた画面を明るくする良い仕事をしていると思います。下書きの時も色塗りの時も、建物の細かいところにとても苦労されていました。しかし、その苦労の分見応えのある作品になっています！
後ろにある建物や植物など描き込みの密度が高い部分と、空や手前プールサイド周辺のあまり描き込まず色の濃淡で仕上げてある部分の粗と密のバランスがちょうど良く、一般的な水彩画のイメージよりもしまりのある完成となりました。
写真を拝見したときはプールの人工的な、少し毒々しい青色が気になっていたのですが、こちらの作品では人工的な水でありつつも優しい青色となっており、植松さんのお人柄が出ている部分だなぁと思いました。
雲の部分はスポンジなどで色を拭き取ったりしたのでしょうか？（私が気付いた時にはもう空の部分は完成されていて、見逃してしまいました。）こういった水彩画の小技などもどんどん吸収していって頂けたらと思います！
