小学生の夏休みも後半戦に入ってきました。(毎日小うるさいヒナ鳥達にお昼ご飯を用意しなければならないのも、あと少しですよお母様方!頑張って!)油絵も後半戦突入で、中には完成間近の子もチラホラ。
全クラス・全学年・全員に同じ油絵の導入・説明を20分ほど掛けてしているのですが、この千差万別な描き具合の魅力的な事!
肌の色1色でベタっと塗っている子はいません。鬼軍曹(私)に見付かるとぶっ飛ばされるので、友達同士でフォロー・カバー・アドバイスし合っている様子は、見ていて感心してしまいます。(デカい敵がいると、守りが一体化して団結力が強くなるし、一人ひとりが注意深くなるよねー!)
最初の説明の時の記事はこちら
写真から色の違いを発見し、これだけたくさんの色を作るのがどれだけ大変か!各々が感じた陰の色、立体感の付け方で、ここまで幅の広いバリエーションが生まれるのは、何度重ねても汚くならない・乾けば下の色はカバー(もしくは利用)できる油絵ならではでしょうね。
また性格・性質の違いが反映されるのもベタベタの油絵だからこそだと思います。
・豪快に大胆に大量の絵具をガンガン盛るタイプ(毎回、顔・体中に絵具がつきまくっているお母さん泣かせ)
・慎重に丁寧にモチーフの凹凸に沿って小面積ずつ置くタイプ(混色のパレットまで美しいが、メチャクチャ筆が遅い)
・何度注意しても太い筆で引っ張って画面上で混ぜ混ぜして塗るタイプ(良い絵を描くより絵具の感触を楽しみたい)
・真面目で先生の言いつけを守り過ぎ、オリジナリティーが出にくいタイプ(「もっと適当に描きな」といい加減なアドバイスを受ける)
個性がそのまま強みになるのが良いですね。どのタイプでも、絵から魅力があふれ出てしまいます。
完成に伴い、これからスタッフの監視を強化し、描き過ぎる前に没収する大事な使命が残っています。実はこれが一番重要な仕事です。丁度良いタイミングで取り上げるぞ!