モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

小学生に油絵を描かせるメリット

2022-08-08 23:51:37 | 小学生 絵画

オバラです。
「小学生の内からわざわざ画材代の高い油絵具を使わせなくても…」という意見も頂きますが、この作品を見ればそんな言葉は出てくるはずがありません。 子どもの摩訶不思議な色使い(本当にその色に見えている訳ではありません)の大胆さ・繊細さ・偶然の混色がいかに素晴らしいかが、今回のユーチューブをご覧頂ければ、ご理解頂けると思います。
逆に「うちの子にはとりあえずプロっぽい画材の油彩で絵を描かせたい。油絵よく知らないけど…」という、なんとなく油絵が美術の王道だと感じている保護者様にも、例えば青い富士山の下塗りを『赤』にすることで、大地の力強さ・美しさだけではない『威厳』までをも感じさせることができるのだと、具体的に納得して頂ける動画です。

白いキャンバスに、青いモチーフを青い絵具で塗っても、写真のようには描けることはあっても(それすら可能性は少ないですが)、写真以上になることはありません。それどころか、薄っぺらく安っぽい何の感動も与えない絵にしかなりません。写真のように描きたいなら、写真を撮ればいいじゃない…。こんな事を言っては本当に申し訳ないのですが、私はそういう絵が大嫌いなんです。
子どもにだって、自分というフィルターを通し、モチーフと対峙し、なぜその場面を絵にしたいと思ったのか?見た人に、何を一番伝えたいのか?が伝わる絵を描いて欲しい。
そういう思いから、時間を掛けて制作する油絵(2ヶ月のカリキュラムですが、生徒によっては3ヵ月掛かる場合もあります)は、相手が小学生だろうが厳しくしつこくねちっこくうるさく指導してしまうんですよね。きっと油絵の指導している時の私は、みんな大嫌いだと思います。(笑)嫌われてもいい!刺されてもいい?!未来に秀作が生まれるのが確実なのだから!

YouTubeもぜひご覧ください。こちら

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