モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

不健康上等!

2019-04-09 23:49:56 | 幼児ワークショップ

桜も散ったというのにうすら寒く、全く半袖を着れる気配が無くてキレそうな一平です。
本日は昨日の親子クラスに続き、毎回大人気の講座である食べ物工作『小学生・幼児対象のケーキ作り』のワークショップのご報告です!

今回は粘土に絵の具を混ぜ、好きな色の三角のケーキと丸いカップケーキの2種類を製作しました。「一色のものとマーブル状のものを作ろう!」と提案し、心の中で「みんな一色のケーキの方はストロベリーケーキやチョコケーキなど王道を攻めるのかな」と思いきや、青や紫など好きな色をガンガン選んでいました!何味なのかと聞くとミントやソーダなど、フルーツが多かった中で異色の味覚も目立っていました。
僕が小学生の頃なら「好きなケーキは?」とだけ聞かれたら、無難なショートケーキなどに走ってしまっていたかと思いますが、みんな好きなものをどうにか三次元化しようとイマジネーションをフル活用し、見事に体に悪そ〜〜な・お母さんが嫌がりそうなアメリカンなカラフルケーキを作れていました。「これが食べたいんだ文句あんのか!」って強気な感じで素敵!(笑)

ケーキの土台が出来たら今度は重要な飾り付けです!用意されていたカラフルな粘土でそれぞれ手を動かします。イチゴを乗せたり、マーブルチョコのようにカラフルにケーキを彩ったり、文字を作り別で作ったクッキーにくっつけてケーキに乗せたりする子もいました。みんな終わりの方になっても「待って!もうちょっとだけ!!」となるくらいデコるのが楽しかったようです。

ホイップクリーム用の絞り袋に柔らかくした粘土を入れ、本物の生クリームのように盛り付け、バニラエッセンス(本物)とジャムソース(ガラス絵具)、粉砂糖風パウダー(目を洗う薬)をかけ、金箔(日本画で使う本物)を乗せるとさっきまであんなにサイケで不健康ケーキだったのに、急にデパ地下高級ケーキに早変わりです!人間はどこに高級感を見出しているのかと真剣に考えてしまいました。(やっぱり金銀など煌びやかなものなのかなぁ)
みんな自分の顔よりも大きいパティシエ帽を被り、苦戦しながらも自分好みのケーキを作る事を楽しんでいたように思います!

オマケ - 子ども達が開封して余らせてしまった粘土が固くなりつつあったので、学生クラスで絵を描きたくない気分の中学生達に与えてみました。視神経付き(太めの赤い木綿糸使用)目玉や、大砲付き軍艦や、寿司が乗ったケーキなど、売れなそうなスイーツが出来上がりました!

コメント
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