聡 高2 『課題ー折り紙を使い空間を表現せよ』 木炭
皆様もご存じ、小学生クラスのアシスタントをしているサトル君。彼は私の高校の後輩であり、ミオス生の後輩であり、アシスタントのバイトの後輩でもあります。そしてこれまた私と同じく『油画科』を志望しています。
白と黒のメリハリが効いていて見ていて気持ちが良いですね。作者がモチーフのどこに魅力を感じ、どこを見せたかったのかがよく分かります。紙を捻る事でシワが集まり緊張している部分と、広げられた紙の弛緩している部分のバランスも取れていますね。敢えて言うなら、背景上部分ももっと暗くしてしまって、より捻れの部分に注目を集められるようにしても良かったと思います。ちなみに、彼が目指しているのは藝大の油画科であり、この課題も藝大の過去の入試のものでした。
年末のブログでは『・足りないと思うものは?---やる気。絵を描くのも楽しくないとやらないです。受験のために上手くならなきゃって思ってても楽しくないなら描かないです。楽しむの大事。楽しんでる絵が1番いい絵になります。でも最近は絵の中での発見がとても多く、描くことに対してモチベーションがとても高いです。やったね。』と自己分析していましたが、今回は楽しかったようですね。現在受験シーズンでいつもより厳しさ5割増のオバラ先生も、この出来栄えに講評で初めて彼を褒めたとか…。