モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

クレヨンの魅力

2010-02-25 23:15:39 | スタッフ講師
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幼児クラス

幼稚園生が絵を描く時に、最もポピュラーな画材として使っているのがクレヨン。
普段のクレヨン画では、線描きや塗りつぶし効果で絵を描いていますが、他に重色やスクラッチ(ひっかき)効果など様々な技法があります。

今日ご紹介します「するめいか」と「オマールエビ」の絵は、絵全体に重色効果をもたらしています。
力を込めてクレヨンを重ね塗りして、ぐりぐりと塗りこむことで発色が格段によくなり、重厚な感じに仕上がっています。

モチーフの色の中で深く濃い色合いのクレヨンから塗り始め、次第に明るく鮮やかな色合いを重ねていきました。
すると、上から塗った色の線の隙間から下の色が見えたり見えなかったりするところがあったり、色の違うセロハンを重ねたような色になったり、またクレヨン特有のつやと予想していなかった効果もあって、普段のクレヨン画とは一風違う雰囲気が漂います。

しかも、画面の表面には薄い布地が貼ってある台紙に描いたことと、輪郭線と仕上げの線入れには割り箸ペンを使ったことで、さらに趣きのある作品になりました。 

伊藤






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