モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

濁り>味

2008-05-14 01:24:00 | スタッフ講師
Nonakabin野中  『キッチン』  透明水彩

野中さんの作品にいつも感じるのは、瑞々しい透明感です。
キッチンに差し込む初夏の爽やかな光が、目に見えるようですね。
先週土曜日のブログで千野先生も書いていましたが、透明水彩は色を重ねれば重ねるほど濁ってしまいますし、修正しようと思うとますます濁って汚くなったり、敗れたりしますので注意が必要です。基礎デッサンをクリアした後、私がお勧めしているのはお手軽な透明水彩ですが、こういう面では非常にデリケート。何枚か描いていくと、結構手ごわいということが体でわかってくるかもしれません。
こんな手馴れた作品を制作する野中さんも、実はかなり苦労しました。色がきれいすぎると浅くなるので、ほどほどのところの調整が難しいのです。こればかりは枚数を重ねるしかありませんので、気長に続けていきましょう。   オバラ

コメント
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