駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

アリスン・モンクレアを読む

2022年07月14日 | 

            

 

 このところ英国づいており、アリスン・モンクレアのThe Right Sort of Manを読んだ。単なる謎解きではなくアイリスとグエンという対照的な二人の女性の個性がなんとも言えず魅力的に描かれている。第一容疑者や刑事モースを見ているのと同じような感覚に囚われる。要するにイギリスを感じるのだ。何を持ってイギリス的なのかと聞かれても、簡単には答えられないが子供の頃読んだくまのプーさんやシャーロックホームズにどこか通じるものを感じる。同じ英語を母国語とするアメリカと比較してイギリス的と感じているところもあるし、フランスやドイツといった他のヨーロッパの国と比較してイギリス的と感じるところもあるようだ。

 敬愛する小野寺健先生にイギリス的人生という御本があるので、読んでみれば氷解するかもしれないがまだ読まないでいる。

 ジョンソン首相を辞任に追い込んだ国、大英帝国から長期低落と言われながら踏みとどまる国・・・イギリスミステリを楽しみたい。

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