駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ロシア的人生

2023年04月08日 | 

            

 

 小野寺健先生にイギリス的人生という本がある。味わい深くああそうなんだと目を開かされる名著で、文学を通してイギリス的人生を解き明かされている。先生には読みやすく手頃な心に残る言葉というベストセラーがあるが、短い言葉では表し切れない中身がこの本には詰まっている。勿論、文学だけが人間性を明らかにする創作手立てではないだろうが、文学でなければ辿り着けない広がり深みがあると思う。

 そこで読みたいのがロシア的人生である。沼野氏や亀山氏に類書はあると思うが読めていない。何となくちょっと重苦しく小野寺先生のような手触りではない感じがするからだ。それもロシア的ということかもしれない。しかし、プーチンとロシア国民のしでかすことをよりよく理解するには文学者によるロシア的人生が必須のように思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« トランプ方式 | トップ | 犬にかみつく人達 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事