新型宇宙望遠鏡「ジェイムス・ウエッブ」が働き出した。ハッブル宇宙望遠鏡の後継機で遠ざかる天体観測の赤方偏移観測を有利にする赤外線観測が可能な望遠鏡である。昨日、最初に公開された画像は鮮明で新たな観測地平を広げるもののようだ。残念ながら写真を見ても何処がどう素晴らしいのか私には良くわからないが、研究者には胸躍る画像らしい。ビッグバン2億年後に輝き始めたファーストスター(最初の星)を観測することが第一の目的らしいが、上手く観測でき更なる宇宙の歴史構造が明らかになるのを期待したい。
単に膨張するだけでなく加速膨張している宇宙というものの今までとこれからの解明が進めば、アマチュアにも分かるように説明してもらえるだろう。不思議の先の不思議、際限がないようだが神がかりの天動説がガリレオの地動説によって打ち破られ、さらにビッグバンによる宇宙の始まりに至る進歩を考えれば、その先を知りたくなる。人間の頭脳の不思議でもある。