日本では何故外国語として英語が選ばれ中学校から教えられるようになったのだろう。明治時代には医学系では多くの若者がドイツに留学し、芸術文学ではフランスに勉強に行った人も多いはずだ。それなのにどういう経緯かよく知らないが英語が実質唯一の外国語として採用された。そうして日本英語というか受験英語というものが生み出された。遺憾なことにこの日本英語を六年以上学んでもCNNやBBCニュースを聞いて分かる人は巷に殆ど居ないだろう。
言うまでもないことだが言葉は他国を理解する最大の鍵で、日本人が中国語、韓国語、ロシア語を英語と同じように学ぶ機会を持っていれば、少し歴史は変わっていたのではないかと思う。中で韓国語は文法が似ているので日本人には学びやすいと聞いている。英語が分かるくらい韓国語が分かれば、もう少し韓国との外交も円滑に進んでいたかもしれない。外国語を解さない二大国民はアメリカ人と日本人と言われる。アメリカ人は外国語を勉強しないから、日本人は日本英語しか学ばないからと言われる。勿論、言葉が理解できてもそう簡単に外交が上手く行くわけではないが、視野が広がりより良い判断やお付き合いができるだろう。三十年ほど前だったか英語教育論争があったのだが、いつも議論言葉だけで、中々実行に移されないのが日本の特徴でさほど変化が起きていない。思い切って地上波で外国語放送を始めたら良いと思う。民放テレビ局も再編して三局に減らしたい。NHK党もそれを主張すれば見直すのだが。
今日は午後になるが、必ず投票に行きます。