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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

菅首相の所信表明演説を読んだ

2020年10月29日 | 政治経済

              

 

 興味は湧かないが国民として知っておかねばならないので菅首相の所信表明演説を読んだ。平板で最後まで読むのは正直退屈だった。なるほど当然の今日明日取り組まなければならないことが列記されているが、五年後十年後二十年後の展望が乏しく夢がない。三十年後の温室効果ガスゼロは先のことだが指針は列挙に過ぎず新鮮味も迫力もない。これは実務裏方の作文でリーダーの演説らしくないと多くの評論家と同じ感想を持った。

 方法は結果を毀損する。どのように実現するのかが重要な問題で、国会軽視で順法精神が欠如していては、例えば携帯電話料金が下がっても総合的俯瞰的には国民生活は豊かにならない。みっちりと国会論戦を展開し納得のゆく説明をして必要な修正をして実行に移していただきたい。

 研究業績のある学者を尊重しない国は衰退する。マスク代に比べたら十億円は安いものだ。十分な旅費も出ていないと聞く、三十億円に増やしてあげたらどうだろう。学者が研究しやすい環境を考えるのが政治家の仕事で、気に入らない学説はそういう考えもあるかと聞き置けばよいのでは、押さえつけようとするのは独裁者の兆候と申し上げたい。

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