駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

ゴーン ゴーン

2020年01月02日 | 世界

           


 元日も今日も正月に相応しい穏やかな冬日で閑かに過ごしている。

 天候は穏やかでも、世界と日本の情勢がどうなるか年頭から懸念される年だ。内科系臨床医に何が分かると言われそうだが、今までの予測は素人にしては結構当たってきた?。生活圏を越えたことになぜ関心を持つかと言えば、第一に興味があり面白いからだが、第二に実際に太平洋の向こうのトランプの動向が我々の生活に直接影響するし、信頼が失われた官邸の政治は日本社会の弛み歪みを是正どころか助長している。無関心ではいられない。

 トランプが再選されるか、予測は難しい。民主党に良い候補がいないからだ。良い候補が居れば再選は95%ないだろう。なんとも締まりのない理由だが、政治はそういうものらしく、政権維持は対立候補の芽を摘むことが手っ取り早く一番有効な方法らしい。民主党に良い候補者が居ないのがトランプの企みかどうかまではわからないが、共和党内ではせっせと対立候補の芽を摘んでいるはずだ。しかし今までは口を開けば自慢ばかり不都合なことは他人のせいにして自らの責を認めない手法でしのいでこれたが、陽が当たらないラストベルトなどではひょっとして彼は嘘つきではないのかという有権者も出てきているようで景気が陰れば自壊の恐れが出てきている。支持者は自分達への嘘は許さないからだ。私は現時点でもトランプの再選は30%程度で、最終的になくなると予想する。

 安倍さんは不正を誤魔化しっぱなしで、憲法改正などと自分の野望を露骨に前面に打ち出してきた。憲法改正は当然必要だが任期内にあなたがやれという国民の声は少ない。それよりもまず政治に対する信頼を取り戻して欲しい。石破さんは顔がもう一つ話し方ももう一つだが、良く聞くと論理的で筋が通っている。人気が物を言う政治では不利だけれども党内自浄に立ち上がって頂きたい。日本でも野党の頼りなさまとまりの無さが対立する緩んだ与党を助けてしまっている。私だけが正しい人ばかりではまとまれず、船は丘に乗り上げてしまう。

 思いも掛けぬゴーンの日本脱出、一体どうやって。今年のミステリーナンバーワンになるかも知れない謎だ。聞けば関空らしい。何処か手薄な所があるのだろうか、其処まで読んだ出国のシナリオに思える。ミステリー作家は原稿の手を休めて、この謎を解いて欲しい。

コメント
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