駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

大晦日なのだが

2019年12月31日 | 人生

       


 今朝は雨が上がり晴れている。寒さはさほどではない。穏やかな冬日になりそうだ。大晦日なのだが、どうもあんまり大晦日の感じがしない。もはや第一線の重要?人物でなくなったせいか、世の中がいつもざわついてめまぐるしく揺れ動くせいか、時の扉が閉まり開く荘厳な感じは失われてしまった。

 紅白を見なくなって十年以上になると思う。唯、年賀はがきはだんだん減ってきたがまだ書いている。来年は東京オリンピックがある年だが、さてどの程度盛り上がるだろう。勿論、マスコミは盛り上げようとするだろうし、官邸も何かと便乗を試みるだろうが、私の心には東京オリンピックの時の熱狂は湧き上がってこない。もはや若くないということだろうか。明日のことよりも懐かしい昔を思い出すことの方が多くなった。

 幸いまだ仕事を続けられる。院長を退き、勤務医の形になり、時間と量は減るが打ち込む仕事があるのは有り難いことだ。いろんなことへの興味は減ってきたが、まだあれこれ見聞きしたいことやりたいことは残っている。観音様が俗世に籠を下ろし本物だけを拾い上げる場面があるが、今も興味があることやりたいことは私にとっての本物なのだろうと受け止めている。それが質の良いものであることを願う。

コメント
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