昔、NHKに「わたしのひみつ」という番組があった。事実は小説より奇なりと申しまして・・・という決まり文句で始まったのを覚えている。
近くて遠い国で起きることは小説以上に奇というか理解を超え、常軌を逸しているように思える。自分達で選んだ大統領を足蹴にして歓喜に震えるなどということは、ちょっと理解できない。思考回路がショートしてヒューズが飛んでしまっているのではないか。それに今回は特別のようで実は毎回ではないかという気もする。あんまりではと言いたくなるが、親しくない仲にも礼儀あり、この辺りで口を慎むことにしよう。
度を過ぎているように見えても、以て他山の石とすべきと思う。小なりといえど、不祥事は我が国でも事欠かないわけだから。
個人的には善悪の感覚は小学校時代に植え付けられた気がしている。勿論、六十年前にも凶悪犯罪はあったのだが、見習うべき出来事や人物には事欠かなかったような記憶がある。しかるに今の世界の政治家状況を見ると子供に範を垂れるなどということは不可能な気がしてくる。