春雨にしては本格的で冷たい、濡れて歩けば風邪を引く。傘をお忘れないように。
トランプの就任演説状況に関し、顧問の発したALTERNATIVE FACTSという言い回しが耳新しく注目された。これはPOST TRUTHから派生したものの捉え方表現だと思われる。POST TRUTHとはWikipedeiaによれば事実に基づかない政治の有り様で、政策の詳細や客観的な事実より個人的信条や感情へのアピールが重視され世論が形成される 政治文化のことだそうである。
何だか新しそうだが、そんなことは日本のお家芸で、数年前からそれを得意技としている政治家が居られるようだ。
安倍内閣は切羽詰まれば閣議決定で押し進む傾向がある。私は良い方法だとは思わないが、一番の問題は閣議の核議で、そこでは数人によるPOST TRUTHを見据えたALTERNATIVE FACTSが選定されているように見える。
誰かが何だか変だぞと指摘しないと、国民のためのはずが一部の国民のためだったりするかもしれない。
証人喚問をして証人は大嘘つきというなら、何のための証人喚問かと言いたくなる。確かに胡散臭い所はあると思うが、それなら偽証罪で告訴すればよい。昭恵夫人にも反論する権利義務がある。真実を明らかにするというなら証人喚問に応じてなければなるまい。言葉だけで言い抜けようとする名優も聞き慣れるとALTERNATIVE WORDSに聞こえてくる。
森友問題は些末と有耶無耶にしようとする物言いがあるが、些末でもこれは方法に係わるので看過できない。方法が間違っていると、どんな立派な結論を出しても論文は取り下げになる。