玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

*短歌入門

2021年01月04日 | 捨て猫の独り言

 暮れに毎日歌壇優秀賞が発表されていた。4人の選者がそれぞれ最優秀1名優秀3名をえらび16名が賞を受けた。垂水市の岩元秀人さんが優秀賞だった。その作品「きさらぎの丘をくだればゆるやかにピアノ流れてわたくしは川」、それに対する評は「寺山修司を思わせる作風でノスタルジックな世界を展開した」だった。

 

 勘違いかもしれないが自分にも短歌が作れそうな気がしてきた。意識あるかぎり人は何かを感じて生活している。その感じたままを三十一文字で表現すればよい。自分にノルマを課して追い込む必要がありそうだ。しばらくこの難行苦行に耐えることができるなら、あらたな展望が開けるにちがいない。

 ◯始めるとつぎの子もする緑道で砂ぼこり舞う落葉ラッセル◯大相撲とことんまでに人体が改造されてこれはスポーツ◯なんとまあ呼吸するよにウソをつくそんな総理を許すこの国◯聞こえたか聞こえてないかどっちなの耳おとろえし老いたる二人

 ◯ヤツデ花白き球体連なりてゆれる姿は宇宙船基地◯問いかけにことば少なき子供らの小さき胸にはあふれる想い◯目をとじて咀嚼の吾を諭す声手作り料理ならぶ夕餉に◯今年またツワブキの花あちこちにその花の一つはまたいで通る

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