昨年から今年にかけて、湯沸かし器、風呂釜、ガステーブル、掃除機、電子レンジ、ホットプレートと立て続けに買い替えている。この家が建ったのは阪神淡路大震災と地下鉄サリン事件の1995年だった。あれから21年が経過して今回の買い替えラッシュである。その中の電子レンジは3代目という記憶がある。途中15年目には家の外装工事を行っている。
辞書によるとルーターとは「複数のコンピューターネットワークを接続し、最適な経路を選択して情報を伝送する装置」とある。私が最初に聞いたルーターの説明は「 お弁当箱のようなもの」だった。 先月の末に電話が使用不能、パソコンはインターネットが繋がらない。ルーターの電源を切ってやり直すと回復した。しかし7年前に設置されたルーターはそのうち再び変調となる。
不安定な状況が2日続いた後に機器は完全に機能しなくなった。機器も人間に似て、それなりの段階を経て終息を迎えるものかと妙に感心した。さてプロバイダーのサポートを受けるために電話をしたいがその電話自体が使用不能だ。海外旅行中である家人の携帯電話を急遽充電し、不慣れな手つきで電話をすると込みあっていますと長時間待たされた。
やっと電話が繋がってルーターの初期化の指示があり試みたが不発に終わる。結局トラブル発生後の4日後に訪問サポートサービスがあり新しいルーターに交換してもらって解決した。その時の説明書には「ひかり電話対応ホームゲートウェイ」とあった。また故障修理内容内訳書には「ONU故障のため交換」とあり、ONUを調べたら「光ファイバーによる通信サービスの加入者宅に設置される接続装置」とあった。IT用語はなかなか身につかない。