あられの日記

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最強の猛毒きのこカエンタケに再会。何でやねんっ!

2020年10月24日 09時49分50秒 | きのこ観察
昨夜(10月24日)放映された『チコちゃんに叱られる』の中で、猛毒きのこベスト3が紹介されてました。曰く、カエンタケ・ドクツルタケ・コレラタケ。
番組で放映されてたドクツルタケの画像はそれ別のきのこじゃないの?と思いましたが。注意喚起するならば、わかりやすい特徴の画像を使ってほしいな。
そしてそれ以前、確か10月22か23日の夕方のニュースで、紅葉の様子の映像が流れ、ついでのようにナラ枯れの報道があったのですよ。しかも取材場所が座間市の県立谷戸山公園でした。んで、何が言いたいか?といえば、せっかく谷戸山公園まで取材に来たのに、その時発生してたカエンタケをなぜ伝えない!?と。私はニュースに突っ込んでしまったよ。
ナラ枯れは、カシノナガキクイムシ(カシナガ)が媒介するナラ菌により、ミズナラやコナラなどが集団的に枯損することです。これがうちの近所の公園ではエグいほどに発生してて、8月なのに枯葉色のコナラがあちこちで見られました。(現在進行形)で、最強の猛毒きのこのカエンタケですよ。
私は今年の7月末に初めてカエンタケをここ、谷戸山公園で見つけました。
実は私がきのこ観察にハマったのはまだここ数年です。で、相模原市の道保川公園でカエンタケが発生というニュースを見て見物に行ったことがあります。その時は既に撤去済みで実物が見れなかったのですよ。だから7月末に谷戸山公園で見つけた時は嬉しかったのですよ。しかし、あれから3ヶ月足らずで同じ谷戸山公園で再会するとは思いませんでした!
で、調べたら、ナラ枯れとカエンタケの発生は無縁ではなかった!
実はカエンタケはカキノナガキクイムシが媒介するナラ菌のより枯れた木に適応し、数を増やしてるらしいのだ。つまりだね。ナラ枯れが発生してる他の公園でもカエンタケが出てる可能性大なのだ。
マジか〜。
もう一度言う。カエンタケは最強の猛毒きのこです。大事なことなのであえてまた書く。
カエンタケが最強の猛毒きのこなのは、触っただけで皮膚炎。一口食べたらアウトなのですよ。致死量はわずか3グラム。摂取後10分前後で症状がれます。初期は消化器系がやられます。腹痛・嘔吐・下痢。その後にめまい・手足のしびれ・呼吸困難・言語障害・造血機能障害・全身の皮膚がただれる。最後は肝不全・腎不全・呼吸不全。致死率も高い。
ワンチャン命を取り留めても、小脳の萎縮・言語障害・運動障害・脱毛や皮膚の剥落の後遺症が残るという凶悪さ。
いいですか?カエンタケには近づかない。触らない。食べないことです。
ちなみに、現在谷戸山公園では散策路の脇に出てます。場所は7月末は野鳥の原っぱ側の散策路に出てましたが、いま出てるのはスギ・ヒノキ観察林にある東屋の近くの散策路に出てます。まるっきり離れてます。

*カエンタケに再会してしまいました〜。この記事は10月20日に散策した植物や昆虫紹介の連載用に作成してたのですが。昨日の私の記事検索でやたら『カエンタケ撮影』の記事の閲覧が多かったのですよ。で、気になって原因をさぐったらば、チコちゃん〜の視聴者がカエンタケって?と検索ワードにしたようです。で、実はいま谷戸山公園に出てるのを知ってる私としては、注意喚起すべきかも?と。予定では10月30日に投稿するつもりだった記事を今日、10月24日朝に投稿することにしました。だって、原因調べたら、珍しいカエンタケが大発生する条件が整ってるみたいだもの。面白がって触ったらイカンのじゃ!ということで。みなさん気をつけてね。

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