高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

幕府輸送船「順動丸」

2014-05-29 05:18:42 | 歴史
長岡は譜代の城下町です。城下町なら城はなくとも、どこかに堀や石垣が残っていそうです。でも長岡はどこにも城下町の面影はありません。そもそも長岡駅自体が本丸の場所なんです。
数年前に三島郡寺泊町が長岡市に合併しました。ここには幕府輸送船「順動丸」の動輪のシャフトが展示されています。
慶応4年、寺泊沖に停泊中に西軍の軍艦2隻に急襲され、浅瀬に乗り上げ自爆しました。後年に海底からエンジンから動輪に力を伝えるシャフト2本を見つけ、寺泊水族館脇に展示してありました。今回の旅では「順動丸」のシャフト見学を盛り込みました。ところが海岸に展示してあったもので腐食が進み、今は倉庫に保管中でした。


(幕府輸送艦「順動丸」)

 
(向こうに見えるのは佐渡と寺泊港のにぎわい)


(かって展示してあった順動丸のシャフト)

 
(腐食が進み長岡市寺泊支所が倉庫に保管中)

 
(最近見つかった西軍の砲弾と寺泊水族館)

◆順動丸の概要
 名 称:順動丸(英国名 ジンギー号)
 種 類:輸送船・蒸気外輪船
 材 質:鉄
 大きさ:長さ約77m・幅約8.6m・高さ約5.1m
 排水量:405トン
 馬 力:360馬力
 造船地:イギリス
 造船年:文久元年(1861年)
 受取年:文久二年(1862年)
 価 格:15万ドルで幕府が購入  文化財指定:昭和54年3月(当時は寺泊町。現在は長岡市指定文化財)
 ※公開するシャフト1対(2本):船の外輪を回すための動力を伝達する回転軸
  大きさ:全長430cm・直径30cm・重さ4トンと4.5トン-材質は鉄

(長岡市寺泊)

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